■エヒト
5カ月ぶりの久々となった前走の七夕賞は、中団から勝負どころで押し上げていき、最後までヒートオンビートらの追撃を凌いで重賞初制覇。背負ったハンデ54キロも味方したが、それ以上に休養を経て馬がパワーアップしたことが勝因だろう。2着馬につけた着差は2馬身半と、インパクト大の勝利だった。
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元々は3週間前の小倉記念をターゲットに調整が進められていたが、前走快勝の反動が見られたためここへスライド。強硬策に出なかったことが功を奏したようで、緩やかながらにもデキは上向いているようだ。前回ほどでないにせよ、臨戦態勢は整っており力を出せる状態にある。
過去5勝はすべて右回りで挙げたもので、さらに今回は前走から3キロ増の57キロを背負う。条件は一気に厳しくなったものの、本格化を迎えた今ならなんなく突破してもおかしくはない。ここを勝てばサマー2000シリーズ優勝もグッと近づくだけに、ファンに好配当を届けつつ夏の中距離王の座に王手を掛けたいところだ。
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▼その他、過去10年データ傾向
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。