【セントウルS/血統傾向】開幕週に強い単回収値「272」の配合 コース相性で狙う軸候補とは

11日に中京競馬場で行われるセントウルS(GII、芝1200m)の「血統傾向」を分析する。

今年の安田記念を制したソングラインや、4歳にして重賞5勝のメイケイエール、前走16番人気で北九州記念を勝利のボンボヤージら、サマースプリントシリーズ最終戦に実績豊かなスプリンターが集結した。

ここでは、血統データから読みとくセントウルSの推奨馬を紹介する。

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■スプリント戦でも輝く王道血統

データは、2017~21年の中京芝1200mの3歳以上の重賞レース(2020~21年のセントウルS、2017~19年のCBC賞)を対象とする。3着内馬の血統表は以下の通り。

全5レースのディープインパクト系を含むサンデー系種牡馬を累計すると【4.2.0.27】(勝率12.1%、連対率、複勝率18.2%/単勝回収値60)と計4勝をあげており、勝ち切るにはサンデー系が得意とする瞬発力が必要なコースと言えそう。サンデー系のなかでも、ディープインパクト産駒が2勝2着1回と好成績をあげており、2019年のCBC賞で7番人気ながら最速タイの上がりを繰り出し2着に好走したアレスバローズのような穴馬も含まれるなど適性は高い。

このようにディープ系が好走できているのは、中京芝1200mの舞台設定に要因がある。向正面の上り坂の途中からスタートし、緩やかな坂を100m程上った後は直線を向くまで下り坂だ。直線は412.5mとJRAの1200m戦で一番長い。また、開幕週で高速馬場が予想され、パワーよりスピード能力が問われるレース展開になりそうで、今回は素直にスピードと瞬発力に富んだディープインパクト系から2頭を推奨馬としてピックアップしたい。

◆【セントウルステークス2022予想/追い切り診断】ソングラインを上回る高評価 「今回は動きの質が違っている」

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1頭目は、キズナ産駒のダディーズビビッド。近2走は鞍馬S、安土城Sと短距離レースで連続2着に入線、さらに3戦連続で上がり3位以内の脚を使えており、終いを生かす形が板についてきた印象だ。また、右回りだとコーナーで外へ膨れる癖があり、左回りの中京開催はこの馬にとってプラスに働きそうだ。この傾向は血統データにも出ており、父キズナ×母父ヴァイスリージェント系の牡馬は中京競馬場の芝レースに出走すると【2.7.0.8】(勝率11.8%、連対率、複勝率52.9%/単勝回収値94、複勝回収値151)と他場と比べても頭抜けて高い複勝率をマークしている。

次に、この配合は開幕週により輝くタイプで、開催2日目以内かつ芝の良馬場時の累計データを見てみると【4.2.1.12】(勝率21.1%、連対率31.6%、複勝率36.8%/単勝回収値272、複勝回収値92)と高速馬場にめっぽう強い。近親を見ても有馬記念勝ち含むGI3勝のエフフォーリアやジャパンC勝ち含むGI3勝(海外含む)のアドマイヤムーン、エリザベス女王杯勝ち含むGI2勝のヒシアマゾンなど非常に豪華な牝系で、得意の中京と高速馬場を味方に、一気の重賞制覇を成し遂げても不思議はないだろう。

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2頭目は、初の1200m挑戦となるソングラインに注目したい。前走の安田記念で牡馬相手に完勝し、まさに充実一途な当馬。ここに来てスプリント路線に挑戦してきたのは、11月のBCマイルを目標にしており、アメリカのハイペースに慣らす目的のため。よって今回はこの距離をこなせるかに焦点を置くが、父キズナの牝馬の1勝クラス以上における芝1200m成績は【12.10.8.100】(勝率9.2%、連対率16.9%、複勝率23.1%/単勝回収値71、複勝回収値81)。さらにここから単勝が1桁オッズかつ距離短縮に絞ると【3.1.3.2】(勝率33.3%、連対率44.4%、複勝率77.8%/単勝回収値168、複勝回収値164)、と距離短縮ローテかつ人気を集めオッズも該当しそうなだけに、軸に最適な一頭として同馬を推奨したい。

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】メイケイエールは条件合致で数値上昇の好枠に ソングラインは7枠11番

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◆【脚質傾向】逃げが“ゼロ”勝も該当馬なし 好走条件はコースにあり

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◆【前走ローテ】好成績な北九州記念組に警鐘 軸にすべき有力馬とは

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セントウルステークス2022予想コラム一覧

▼追い切り診断
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▼穴馬予想
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▼データ予想
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文●中井達也(SPREAD編集部)


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