4大大会20勝、テニス界の巨星ロジャー・フェデラーが引退を表明 SNSで4分34秒のメッセージ

今年7月3日、ウインブルドンのセンターコートに招かれたロジャー・フェデラー (C) Getty Images

男子テニスで元世界ランキング1位のロジャー・フェデラーが15日、自身のTwitterに4分34秒にわたるメッセージを掲載。今月23日からイギリス・ロンドンで開催されるレーバー・カップを最後に現役を引退すると表明した。

◆【実際のメッセージ】「地球上でもっとも恵まれた人々のひとりだった」とフェデラーらしい声明

「地球上でもっとも恵まれた人々のひとりだった」

フェデラーは「私のテニス一家とその向こうにいるすべての方々へ」と語り始めた。

「テニスが私にくださったすべての贈り物、その旅路で出会った友達、ライバル、そしてサポートしてくれたすべてのファンへ、お知らせがあります」と続けた。

「過去3年にわたり、ケガと手術との戦いに挑戦して来ました。いつか、万全の体調で試合にもどれるように努力してきましたが、自身の身体の限界を知り、そのメッセージはより明らかになりました。私は41歳になり、この24年間で1500試合以上を戦って来ました」。

「テニスは、夢みたよりも非常に寛大に私を扱ってくれました。しかし残念ながら、プロとしてついに終わりの時が来たと認めなければなりません。来週、ロンドンで行われるレイバーカップが私にとって最後のATPツアーとなります。もちろん、将来もテニスを続けるでしょう。しかしそれはグランドスラムでもツアーでもありません。この決断は、ツアーが私に与えてくれたすべてを、懐かしく思うでしょうから、ややほろ苦いものでした。しかし、同時に私自身、地球上でもっとも恵まれた人々のひとりだと考えますから、これを祝福したい気持ちでもあります。テニスをプレーする特別な才能を与えられ、自分では想像もしなかった高いレベルで、これだけ長い間プレーできましたから」。

その後、妊娠8カ月の時でさえ、ツアーに帯同してくれた妻のミルカさん、4人のお子さん、ご両親、姉に「彼らがいなければ、何もできなかったでしょう」と感謝の言葉を綴った。さらにコーチやチャンスを与えたスイス・テニス界、自身のチームにも謝辞を添えた。

また、「フェアで情熱的で集中して、テニスの歴史に敬意を表し戦ってくれた」すべてのライバルにも感謝。「そしてそれ以上にすべてのファンに感謝します。あなたたちが、いかに私に強さと信頼をくれたか、信じられないことでしょう。楽しかったすべての成功は、みなさんの存在なくしては、ひどく孤独だったに違いありません」と最大の感謝を述べた。

さらに「(現役生活)24年はすごい冒険だった。まるで24時間だったかのよう、すでにすべての人生を生き抜いたかのように感じます」と振り返った。

そして最後に「大好きなテニスへもちろん、これからもテニスをやめたりしません」と締めくくった。

テニス史上において最高のオールマイティ・プレーヤーと讃えられ、さらに人格者とされてきたフェデラーらしいメッセージにテニス界のみならず、多くのスポーツファンがその引退を惜しんでいる。フェデラーのプレーは来週のレイバー・カップが最後。とくとその勇姿を拝みたい。

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文●SPREAD編集部


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