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ベルギー代表ティボー・クルトワはロシアW杯ゴールデングローブ賞獲得の正ゴールキーパー

ベルギー代表ティボー・クルトワはロシアW杯ゴールデングローブ賞獲得の正ゴールキーパー
(c)Getty Images

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2018年のロシアW杯で、ベルギー代表は歴代最高の3位という有終の美を飾った。ベルギー代表の3位という功績に多大な貢献をしたのがGKのティボー・クルトワ選手だ。

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クルトワ選手は199cmという高身長でセーブ率が高く、ロシアワールドカップではゴールデングローブ賞を獲得している。

そんなクルトワ選手がベルギー代表として残した功績について、詳しく説明する。

ロシアW杯でベルギー代表は3位

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2018年のロシアW杯で、ベルギー代表は3位という有終の美を飾った。

ブラジル戦で9セーブを記録し、ベルギー代表32年ぶりの準決勝進出に貢献

ベルギー代表は準々決勝ブラジル戦を2-1で勝利し、32年ぶりの準決勝進出を果たした。クルトワ選手はこの試合で9セーブを記録し、準決勝進出に貢献している。

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試合後半はブラジル代表がペースを握る場面が増える。試合終了間際にベルギー代表は最大のピンチを迎えることに。ネイマール選手がボールの軌道を曲げたシュートを打ってきたのだ。

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しかし、ネイマール選手のシュートをクルトワ選手が見事にセーブ。結局、ブラジル代表は1点のビハインドを追いつくことができず、ベルギー代表の準決勝進出が決定した。

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このときの状況についてイギリスのサッカー誌「FourFourTwo」に問われたクルトワ選手は、ネイマール選手がボールの軌道を曲げたシュートを打ってくるだろうと予測できていたと話している。

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また、次のようにも話している。

「僕は今年不当な批判を多く受けてきた。しかし、今日で自分が誰であるか、そしてなぜここにいるかを証明できたと思う。僕たちの戦術的プランは素晴らしかった。今日は僕たちの日だと思った。信じられない部分もある。このチームは全ての試合に勝ちたいと思っている。イングランド戦では負けた方が良かったと言っている人々もいた。しかし、今の自分たちはチームに自信を持っている」

確かに、クルトワ選手にとって2017-2018年シーズンは苦しいシーズンだった。2018年3月14日に行われたチャンピオンズリーグ・ベスト16のバルセロナ戦2ndレグで、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手に股抜きゴールを決められてしまった。

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メッシ選手の利き足ではない右足で決められたゴールだったため、クルトワ選手が批判の的にされてしまったのだ。

しかし、クルトワ選手の言葉からもわかるように、準々決勝ブラジル戦は、自らの存在意義を見事に証明できた試合となった。

今大会最多セーブ数でゴールデングローブ賞を獲得

ベルギー代表は、準決勝でフランス代表と対戦。しかし、ベルギー代表はフランス代表の堅い守備を崩すことができず、準決勝で敗退し、3位決定戦にまわった。

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3位決定戦ではイングランドの方がボール支配率、シュート数、枠内シュート数、パス本数、パス成功率、走行距離のすべてにおいて上回っていた。特に、イングランドの枠内シュート数は5本を記録したが、ベルギーは無失点でおさえ2-0で勝利。ロシアW杯を3位で終えた。

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これまでベルギー代表のW杯最高成績は、1986年メキシコ大会の4位だった。だが、ついにベルギー代表は新たな歴史を作ることになったのだ。

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結局、クルトワ選手がロシアW杯で残した記録「クリーンシート数3回・セーブ数合計27回」が出場国選手のなかでナンバーワンとなり、ゴールデングローブ賞を獲得している。

クルトワのベルギー代表歴

クルトワ選手は、2011年に19歳でEURO2012予選に出場。初めてベルギー代表として招集を受けた。

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その後、2014年W杯ブラジル大会ではベルギー代表のグループリーグ突破に貢献。EURO2016は正ゴールキーパーとして3大会ぶりの本戦出場を果たしている。

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