【毎日王冠/血統傾向】府中で覚醒する単回収値「502」の重賞馬に期待も… 敗走続く実績馬に食指

9日に東京競馬場で行われる毎日王冠(GII、芝1800m)の「血統傾向」を分析する。

一昨年の覇者サリオスや、昨年の大阪杯以来の重賞制覇を狙うレイパパレ、エプソムCを制し2連勝と勢いに乗るノースブリッジ、宝塚記念11着から巻き返しを狙うポタジェら、少頭数ながら好メンバーが揃って見応えのあるレースとなりそうだ。

ここでは、血統データから読みとく毎日王冠の推奨馬を紹介する。

◆【毎日王冠2022予想/騎手データ】“複回収値100”超えに注目も 頭は条件合致で「連対率60%」に上昇の名手

【毎日王冠/騎手データ】“複回収値100”超えに注目も 頭は条件合致で「連対率60%」に上昇の名手

■スローペースならマイラー血統

データは2017年以降の毎日王冠を集計。3着内馬の血統表は以下の通り。

過去5年、ディープインパクト産駒が最多の19頭出走しているが2勝、2着2回と4連対のみ。過去10年に広げて見ても、【3.4.4.31】(勝率7.1%、連対率16.7%、複勝率26.2%/単回収値29)と、毎年人気馬が多数出走している割には低調な成績と言える。また、勝ち馬3頭には共通点があり、2019年のダノンキングリー、17年のリアルスティール、15年のエイシンヒカリと、全て母父がストームキャットであった。しかし今年は該当馬はおらず(母系にストームキャット持ちのレッドベルオーブは要注意)、ポタジェやレイパパレといった上位人気が予想される馬が登録されているものの、アタマまでは期待しにくいと言えそうだ。

また、毎日王冠は、1-2コーナーの間にあるポケットからのスタートで、ワンターンのコース設定に近い。さらに冒頭にも述べた通り頭数がそんなに揃わない事が多く、スローペースの瞬発力勝負になりやすい。そのため、スタミナを問われにくく、クロフネやKingman、ロードカナロアのようなマイル寄りの血が台頭しているのだろう。今年も10頭立てと小頭数で決定的な逃げ馬も不在とスローペース濃厚で今回はマイラー血統の馬から推奨馬をピックアップしたい。

1頭目は、父に香港マイルなどGI6勝(海外GI含む)のモーリスを持つノースブリッジをピックアップ。近親にスプリンターズSなどGI2勝のローレルゲレイロや阪神大賞典を連覇したディープボンドなどがいる良血。先行力を武器にラジオNIKKEI賞で3着に入るなど早期から実力を発揮し、前々走のアメジストSでオープン昇級。そしてオープン昇格後最初のレースとなった前走のエプソムCで、好位から抜け出していきなり重賞初制覇を飾ってみせた。

またモーリス産駒の牡馬は、東京芝1800mのコースが得意で【6.2.3.13】(勝率25.0%、連対率33.3%、複勝率45.8%/単回収値502)。そのなかでも中9週以上間隔を空けると【3.0.0.1】(勝率、連対率、複勝率75.0%/単回収値242)と、詰めて使うより間隔を空けた方が良いタイプ。今回は4カ月ぶりの出走となるが、3連勝の期待大だろう。

2頭目は父がロードカナロアのキングオブコージを推奨したい。近2走は大阪杯11着、宝塚記念17着とG1で大敗してはいるが、目黒記念を勝つなど重賞2勝の実力馬。6歳とはいえ休み休み使っており、キャリア19戦まだまだ老け込む年齢ではない。また父ロードカナロア×母父サドラー系の牡馬が東京の芝レースに出走すると【4.1.0.3】(勝率50.0%、連対率、複勝率62.5%/単回収値345)と、コース適性は高い。

また、今回11戦ぶりに2000m未満の距離へ距離短縮となるが、同配合馬が芝2000m以上から芝1800m以下に距離短縮で出走すると【1.1.1.1】と、サンプルは少ないものの非常に高い好走率を誇っており、このローテも問題なしと判断したい。近走の内容からもここは人気を落としそうだが、GIIクラスなら馬券内に食い込むチャンスはあってもおかしくないだろう。

▼その他、過去10年データ傾向
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文●中井達也(SPREAD編集部)


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