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【ジャパンC/前走ローテ】馬券の中心は“秋天”組も、9年ぶり参戦の異例ローテに警戒

 

【ジャパンC/前走ローテ】馬券の中心は“秋天”組も、9年ぶり参戦の異例ローテに警戒

27日に東京競馬場で行われる第42回ジャパンカップ(GI、芝2400m)の過去10年データを紹介する。

今年から1着賞金が1億円増額の4億円となり、指定外国競走の優勝馬には褒賞金を交付。今年のドバイシーマクラシックを制したシャフリヤールは優勝すれば200万ドル(約2.8億円)、パリ大賞を制した外国馬のオネストは300万ドル(約4.2億円)が交付される。

なお、参戦を表明していた凱旋門賞馬・アルピニスタは故障により電撃引退。昨年のダービー馬シャフリヤール、天皇賞・秋3着の3歳馬ダノンベルーガ、昨年のオークス馬ユーバーレーベンらが外国馬4頭を迎え撃つ。

ここでは予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■天皇賞・秋組が馬券の中心

過去10年、最多6を誇るのは前走、天皇賞・秋組で【6.2.7.38】。2019年のスワーヴリチャード、20年のアーモンドアイ、21年のコントレイルと現在3連勝中の王道ローテとなっている。

[ジャパンカップ]過去10年の前走ローテ

天皇賞・秋 【6.2.7.38】 勝率11.3%、連対率15.1%、複勝率28.3%
秋華賞 【2.1.1.3】 勝率28.6%、連対率42.9%、複勝率57.1%
京都大賞典 【2.1.0.18】 勝率9.5%、連対率14.3%、複勝率14.3%
凱旋門賞 【0.2.0.4】 勝率0.0%、連対率33.3%、複勝率33.3%
アルゼンチン共和国杯 【0.1.1.16】 勝率0.0%、連対率8.9%、複勝率17.8%
神戸新聞杯 【0.1.1.0】 勝率0.0%、連対率50.0%、複勝率100.0%
菊花賞 【0.1.0.3】 勝率0.0%、連対率25.0%、複勝率25.0%
エリザベス女王杯 【0.1.0.1】 勝率0.0%、連対率50.0%、複勝率50.0%

天皇賞・秋組を着順別に見ると、1着馬【1.0.3.1】、2着馬【2.0.0.4】、3着馬【0.1.1.3】、4・5着馬【1.0.1.7】、6着以下は【2.1.2.23】。今年3着のダノンベルーガ、5着のシャフリヤールはもとより、6着のカラテ、8着のユーバーレーベンにもマークが必要となる。

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今年、前走・秋華賞組は未出走。次位に浮上する好ローテは前走・京都大賞典組で【2.1.0.18】。しかし、昨年は4番人気アリストテレスが9着、2020年はグローリーヴェイズが4番人気5着と馬券に絡めず、今年同レース1着のヴェラアズール、2着ボッケリーニは例年の傾向なら苦戦を強いられる。

前走・凱旋門賞組は【0.2.0.4】と2頭が馬券に絡んでいるが、2014年2着のジャスタウェイ、12年2着のオルフェーヴルと日本馬のみ。今年10着のオネストでは役不足の感がある。

前例が少ない中で面白いのは、前走・エリザベス女王杯組。【0.1.0.1】とサンプルは2例しかないが、そもそも参戦が2013年に7番人気2着のデニムアンドルビー以来となる。今年は6着のデアリングタクトが参戦する。今年のメンバーなら上位争いに加わっても驚けない。

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文●SPREAD編集部