【ジャパンC/穴ライズ】単勝オッズ“2桁”の外国馬 「背景に陣営の色気がプンプンと漂う」

 

【ジャパンC/穴ライズ】単勝オッズ“2桁”の外国馬 「背景に陣営の色気がプンプンと漂う」

■オネスト

今年の凱旋門賞に出走したオネストは、後方からレースを進めるも、最後の直線で伸びを欠いて10着に敗れている。直前の雨により水分を多く含んだ馬場が合わなかったようで、不完全燃焼の一戦となった。最後は追っていなかったことも含めて、このレースでの成績は度外視していい。

◆【ジャパンカップ2022予想/穴馬アナライズvol.3】想定“20倍”以上の刺客 「照準を合わせたローテで一発の可能性」

3走前のパリ大賞典でGI初勝利。このときは最後方に構えると、逃げ粘るシムカミルをゴール直前で交わして優勝している。前々が有利な展開の中、力でねじ伏せたような勝ちっぷりは圧巻だった。さらに2走前の愛チャンピオンSは、レース中盤から自ら動いて先行集団を射程圏内に入れると、直線でルクセンブルクとの壮絶な叩き合いに。最後は半馬身差及ばず2着に敗れたが、スピードと機動力の高さを見せている。ポテンシャルなら今回のメンバーに入っても見劣りはしない。

今回は日本の軽い馬場を求めて遠征、さらに褒賞金が最大4億円も出るだけに、陣営の色気はプンプンと漂う。東京競馬場に検疫厩舎ができたことによって調整も楽になったようで、外国馬だからと安易に切ると痛い目に遭う。波乱の使者はこの馬だ。

▼その他、穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】前日“12人気”前後の爆穴 「人気落ちのここで重い印を打つべき」

◆【穴馬アナライズVol.3】想定“20倍”以上の刺客 「照準を合わせたローテで一発の可能性」

◆【危険な人気馬】復活を期すGI馬は“消し” 「巻き返しの“匂わせ”材料は多いが…」

ジャパンカップ2022予想コラム一覧

▼追い切り診断
◆【追い切り診断】想定オッズ“20倍”超の伏兵を高評価 「大仕事の可能性」

◆【追い切り診断】シャフリヤールを上回る「S」評価 「まさに本格化」の充実期

◆【追い切り診断】“2強”の一角に辛口評価「B」 「物足りず、良くて平行線」

◆【追い切り診断】前走完敗のGI馬に高評価「A」 「ひと叩きで一気に良化」

▼データ攻略
◆【データ攻略】“10年連続”馬券内の事実 2強のうち1頭に漂う「勝負気配」

◆【データ攻略】連対率“8割”超でGI馬に下剋上 「国際レースで無類の強さ」

◆【データ攻略】前走惨敗の「隠れサウスポー」 “複勝率100%”が波乱を巻き起こす

◆【データ攻略】想定“10人気”前後に食指 「勝率7割」超えの好条件が追い風に

▼騎手データ
◆【騎手データ】堅軸も「3着固定で妙味あり」 条件合致で馬券内率“66.7%”の名手

▼血統傾向
◆【血統傾向】想定“10人気”前後に追い風 馬券内率100%の好条件に合致

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】2強は連対率わずか“4.3%”の7枠 注目は「2年連続連対」の好枠

◆【海外オッズ】ブックメーカー各社で仏オネストと独テュネスが高評価 1人気はダノンベルーガ

◆【脚質傾向】上がり最速はわずか“1勝” 4角5番手以内から押し切りが主流

◆【前走ローテ】馬券の中心は“秋天”組も、9年ぶり参戦の異例ローテに警戒

◆【人気傾向】2年連続で「1+2+3人気」決着も、今年は“6人気”以下に警戒

◆【動画プレーバック/ジャパンカップ2021】父ディープインパクトに続き突き抜けた無敗の三冠馬 コントレイルが有終の美を飾るGI5勝目

▼UMAJINチャンネル「必勝!岡井塾-ジャパンカップ編」

著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

izukawaya