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【チャンピオンズC/危険な人気馬】ダート界の新星は“消し” 「未知の魅力に惑わされるな」

【チャンピオンズC/危険な人気馬】ダート界の新星は“消し” 「未知の魅力に惑わされるな」

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第23回チャンピオンズカップ(GI、ダ1800m)は、昨年の覇者でGI/JpnI3勝の絶対王者・テーオーケインズに、ライバルがどこまで対抗できるかという構図だ。

JBCクラシックで、テーオーケインズの2着に敗れたクラウンプライド、みやこSを制したサンライズホープ、ジャパンダートダービー覇者のノットゥルノなど、虎視眈々と逆転を狙う中、前走のシリウスSで重賞初制覇を果たしたジュンライトボルトが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。

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■ダートのキャリアの浅さと厩舎の落とし穴

デビューから一貫して芝路線を歩んできたジュンライトボルト。2歳時は朝日杯フューチュリティS6着など、将来を期待されたが、なかなか勝ち上がることができず、4歳春にようやくオープン入り。しかし、芝のオープンでは3戦して一度も掲示板には載れず、5歳を迎えた今年、ダートに矛先を転じた。

その決断が吉と出て、初ダートのジュライSで2着に好走すると、続くBSN賞を制しダート初勝利。その勢いのまま、前走のシリウスSでは中団から鮮やかな差し切り勝ちを決め、重賞初制覇を果たし、頂上決戦に殴り込みをかける。

まだダートでは底を見せておらず、新星として、未知の魅力たっぷりの本馬が、絶対王者の対抗馬としてピックアップされるであろうが、現実は甘くないだろう。

かつては、ジャパンカップダート時のクロフネ、イーグルカフェなど、芝で活躍した馬が、ダートのGIでも席巻するような時代はあったが、近年は“餅は餅屋”。ダートのGIは、ダートで実績のある馬が上位を形成する傾向にある。昨年もソダシが当レースでダート初挑戦も、2番人気で12着に敗れるなど、ダートでのキャリアが大きくものをいう。

さらに、シリウスSからの直行というのも気がかり。チャンピオンズカップに変わった14年以降、前走シリウスS組は【0.0.0.5】と、いずれも着外に敗れている。当初は浦和記念を挟む予定だったが、回避してここへ直行とのことだが、その決断が仇とならなければよいのだが。

名門・友道康夫厩舎に、初めてダート重賞をもたらしてくれたジュンライトボルト。厩舎としてもダートGIは、16年フェブラリーSのパッションダンス(16着)以来2度目のチャレンジ。いくら名伯楽といえども、実績の乏しさは否めず、妙味を考えるとここは思い切って「消し」でいいだろう。

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文●SPREAD編集部


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