【カタールW杯】日本代表、“死の組”首位通過の歴史的快挙生んだ3人の切り札 森保監督が見せた攻撃的采配

 

【カタールW杯】日本代表、“死の組”首位通過の歴史的快挙生んだ3人の切り札 森保監督が見せた攻撃的采配
カタールW杯日本代表(C)Getty Images

■浅野、南野らが控える分厚い選手層

日本は組み合わせ抽選時に“2強2弱”と揶揄される声も挙がり、ドイツ、スペインの勝ち上がりが予想されていたグループを首位通過した。

ドイツだけでなくスペイン相手にも後半勝負の逆転劇で退けてみせた今の森保ジャパンは今大会屈指のダークホースと呼べる存在である。クロアチアとの対戦が決まっている今後の決勝トーナメントの戦いでも、相手の特徴をつかんだ中で、試合途中での戦術変更や途中交代で流れを引き寄せることは求められてくるだろう。

GSでは三笘や堂安、冨安の存在感が際立ったが、ほかにも初戦で決勝ゴールを奪いヒーローとなった浅野拓磨や、堂安の同点弾に絡んだ南野拓実、三笘とは異なるドリブルで違いを生み出せる相馬勇紀らもいる。攻守においてハードワークができるタレントが控えており、大会を通して選手層に厚みが増してきた今の日本代表を、GS突破の原動力となった森保監督の采配で優位に立たせられるかは、日本にとって4度目の決勝トーナメント進出となった中でカギを握る。

優勝経験国2チームが共存した大会きっての“死の組”を首位通過する歴史的快挙を成し遂げた日本代表。

森保監督の積極的な選手交代と戦術変更を合わせた巧みなベンチワークで、発足時から目標に掲げていたベスト8進出への第1ステップを潜ってみせた。ここからさらに勢いに乗っていけるか…さらなる期待がかかる。

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文●井本佳孝(SPREAD編集部)

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