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【香港ヴァーズ/馬連5点勝負】日本馬2騎のうち1頭が軸 相手に想定オッズ“30倍”前後の伏兵

【香港ヴァーズ/馬連5点勝負】日本馬2騎のうち1頭が軸 相手に想定オッズ“30倍”前後の伏兵

11日、香港・シャティン競馬場にて、香港国際競走が行われる。先陣を切って発走する香港ヴァーズ(GI・芝2400m)は、レース史上初の3勝目を狙うグローリーヴェイズと、海外でGI初制覇を狙うウインマリリンの2頭が日本から参戦。過去10年で5勝の欧州勢、2勝の香港勢、ともに今年は飛び抜けた存在がおらず、まさしく混戦模様。どの馬が勝っても驚けない一戦となりそうだ。

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■シャティンの鬼も力の衰えは否めず…

2019、21年の覇者で、シャティンは2勝2着1回と抜群の相性を誇るグローリーヴェイズが、香港ヴァーズで引退レースを迎える。過去2回の優勝時は、19年京都大賞典(6着)、21年オールカマー(3着)からの参戦と、秋に1走してから本番での好走に結びつけていたが、今年は札幌記念(6着)からと、やや感覚が開いている点は懸念材料。7歳を迎えて峠を越えた印象も否めない。

過去10年で7歳以上の馬の成績は【0.1.1.11】と勝ち馬は輩出しておらず、14年以降は3着以内にすら入っていない。相性の良さは認めつつも、往時の力を求めるのは酷かもしれない。

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ウインマリリンは、前走のエリザベス女王杯で2着に好走し、GI制覇へあと一歩のところまで近づいてきた。3歳時にはオークスで2着に来ているように、距離への対応は問題ないはず。2走前の札幌記念で3着に好走しているように、洋芝への適性も証明済みで、似たような馬場傾向にあるシャティンへの対応も可能だろう。

過去10年の牝馬の成績は【0.3.2.10】と、こちらも勝ち馬は輩出していないが、頭数が少ない割には、連対率・複勝率ともに、牡馬・セン馬の数字を上回っている。香港で圧巻のパフォーマンスを披露したモーリスを輩出した父スクリーンヒーローが送り出す新たな刺客が、長距離の舞台で花を咲かすかもしれない。

■名門A.オブライエン厩舎の刺客に注意

欧州勢に目を移すと、過去10年で3勝2着3回と抜群の相性を誇るBCターフ組から、ストーンエイジに一目を置きたい。重賞は1勝のみと、勝ち味に遅いタイプだが、相手なりに走れる堅実性は強み。過去7年で3勝と、このレースの勝ち方を知るA.オブライエン厩舎が送り込む3歳馬に、未知の魅力を感じる。

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フランスのバブルギフトは、今季は未勝利と勝ち切れないが、3走前のサンクルー大賞では、後の凱旋門賞馬アルピニスタと差のないレースを演じており、その凱旋門賞では、馬場に泣いた格好で大敗したが、軽い馬場に変わって一変あるか注目したい。

ドイツのメンドシーノも、凱旋門賞では馬場に泣いて12着に大敗。2走前のバーデン大賞では、昨年の凱旋門賞馬トルカータータッソを破っており、このメンバーに入っても力は遜色ない。こちらは軽い馬場への対応がカギを握りそうだ。

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