クォン・スンテってどんな人?3度アジアチャンピオンになったGKの経歴や人柄

2018年のクラブW杯にアジアチャンピオン・鹿島アントラーズのGKとして出場しているクォン・スンテ(權純泰)選手。優れたビルドアップ能力やスピードを生かした守備範囲の広さ、そしてPKを含めた近距離からのシュートストップ能力が魅力の選手だ。

2012年から韓国代表に選ばれ、W杯のアジア予選に出場した経験も持つ。プレーヤーとして高い評価を得る彼だが、その人柄のよさも高く評価されている。

両親を説得するためGKに転向

1984年9月11日に大韓民国の江陵市で生まれたクォン・スンテ選手は、小学校1年生の頃からサッカーを始める。しかし、両親はサッカーを続けることに反対した。

そこで、クォン・スンテ選手は「優勝すればサッカーを続けて良い」という約束を取り付け、少年サッカーの大会に出場することに。

チームは苦戦しながらも決勝戦に進出。負けられないクォン・スンテ選手はフィールドプレイヤーながらGKに志願し、優勝を達成する。

両親からサッカーを続ける許可を得られたクォン・スンテ選手は、監督からの勧めもあり、本格的にGKへ専念することになった。

全北現代でACLを2度制覇

全州大学校を卒業したクォン・スンテ選手が加入したのは、韓国・Kリーグの全北現代というクラブ。「勝点自動販売機」という不名誉な呼び名があるほどで、決して強いチームではなかったらしい。

(c)Getty Images

クォン・スンテ選手が加入した全北現代は2006年にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で優勝。世界大会のクラブW杯にも出場した。

2011年と2012年は兵役のため尚州尚武(兵役服務中の選手がプレーするチーム)に在籍したが、2016年まで全北現代に在籍している。

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若手選手をリラックスさせるために常に笑顔で接する

韓国では「長幼の序」という、先に生まれた人を尊重する儒教の考えが国民全体に浸透しているという。それだけに、韓国サッカー界も上下関係にはかなり厳しい。

クォン・スンテ選手はプロになりたての頃、先輩に気を遣いすぎたことで思うようにプレーできなかったそうだ。

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兵役を終えて全北現代に戻ったクォン・スンテ選手はキャプテンに就任。

過去の経験を活かし、ベテラン選手になった自分が若手選手に笑顔で接することことを心がけたという。そうすれば、若手選手はリラックスして、本来の力を発揮できると気づいたそうだ。

また、GKというポジションの特性上、チームを最後方から盛り上げることも重要だ。苦しい状況下でもチームメイトがポジティブにプレーできるように、クォン・スンテ選手は笑顔でプレーしているという。

実績を引っさげて鹿島移籍、3度目のACL制覇

全北現代は2016年に再びACLで優勝し、クラブW杯に出場。Kリーグ1のベストイレブンには2014年から3年連続で3回選ばれた。

クォン・スンテ選手はこの実績を引っさげて2017年に鹿島アントラーズに移籍。

長らく守護神として活躍してきた曽ヶ端準選手とのスタメン争いを制し、2018年のACLで鹿島の初優勝に貢献。これによって3度目のアジアチャンピオンを経験した。

サポーターを大切にする意識が強い

クォン・スンテ選手は、自分が在籍した全北現代のホームタウン以外でも、現地の人々に親しみを持って接してもらうことがあるという。それは彼が試合の際にやってきたことが起因しているようだ。

試合が始まる前は、在籍チームのサポーターに向かって挨拶。後半開始時にはアウェイチームのサポーターに向かって挨拶をする。「プロ選手は試合を見に来てくれる人がいてこそ」という考えからの行動らしい。

(c)Getty Images

鹿島入団後は、試合後にサポーターへキーパーグルーブをプレゼントしたことがある。2018年10月24日のACL準決勝第2戦・水原三星戦の試合後のことだ。

水原まで駆けつけたサポーターのところに挨拶に行くと、彼の近くにタオルマフラーが投げ込まれた。それを拾ったクォン・スンテ選手は、今度は自分が手に持っていたキーパーグローブをお返しにとばかりにスタンドに投げ入れたのだ。

さらに、すぐそばにいたアントラーズのオフィシャルカメラマンを手招きし、サポーターをバックにした写真撮影を頼んという。

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