【朝日杯FS/血統傾向】新種牡馬×母父“単回収値410”の配合に注目 ダノンタッチダウンは減点

 

朝日杯FSの3着内種牡馬

18日に阪神競馬場で行われる朝日杯フューチュリティS(GI、芝1600m)の「血統傾向」を分析する。

2020年のホープフルSを制したダノンザキッドの半弟・ダノンタッチダウンや、無傷の2連勝で重賞を勝っているドルチェモアオオバンブルマイをはじめ、阪神マイルのデイリー杯2歳Sを勝って挑むオールパルフェなど、2歳ナンバーワンマイラーを決めるレースにハイレベルなメンバーが揃った。

ここでは、血統データから読みとく朝日杯フューチュリティSの推奨馬を紹介する。

◆【朝日杯フューチュリティステークス2022予想/追い切り診断】ドルチェモアを上回る最高評価「S」 「時計は文句なし、脚捌きはド迫力」

■持久力に富んだトニービンの血に注目

データは2017年以降の朝日杯FSを集計。3着内馬の血統表は以下の通り。

集計期間で最多8頭が出走のディープインパクト産駒は【1.0.2.5】、単勝回収値28、複勝回収値43。馬券圏内に好走した3頭は全て1番人気に支持された馬であり本レースに適性があるとは言い難い。

また、2番目となる7頭が出走しているロードカナロア産駒も【0.1.1.5】と上位人気に支持された馬が複数いたものの勝ち星はなく、馬券圏内に好走したのは昨年の4番人気ダノンスコーピオンの3着と2017年の3番人気ステルヴィオの2着のみ。今年もロードカナロア産駒は上位人気に支持されそうなダノンタッチダウンが出走予定だが、データ上は減点となる。

一方、ハーツクライやルーラーシップの名前が見られるようにトニービンの血を内包している馬が良績を挙げている。とくに近3年は2勝3着1回と活躍中。そのなかには2019年に14番人気ながら3着に激走したグランレイ(父ルーラーシップ)のような人気薄の馬の好走もあり、適性は高そうだ。

このようにトニービンの血が活躍している理由はコース形態とレース展開にある。阪神芝1600mは直線が長くゴール前に急坂が待ち構えているコース形態。この時期の2歳馬にとってはスピードだけで押し切ることは難しく、スピードの持続力と坂をこなすパワーが不可欠。また、スタートしてから1コーナーまで400m以上の距離があり、2歳戦とは言えGIクラスになれば、新馬戦のような緩い流れではなく、テンが早くなり緩みの少ないスタミナの消耗戦になりやすい。そのため持久力のあるトニービンの血が浮上してくるのだろう。

Advertisement


よって今回はトニービンを内包しているルーラーシップの血を持つ2頭を推奨馬としてピックアップしたい。

◆【朝日杯フューチュリティステークス2022予想/データ攻略】無敗馬を後押しする“馬券内率100%” 「白毛の名牝」にも共通するローテとは

1頭目は、サウジアラビアRCを制したルーラーシップ産駒のドルチェモア。2013年・桜花賞を制したアユサンを母に持つ良血馬で、前走のサウジアラビアRCでは、2番手で追走し、大逃げのグラニットをゴール前で交わし優勝。無傷の2連勝で重賞制覇と底力を見せつけた。

また、阪神へのコース替りはプラスに働きそうで、ルーラーシップ産駒の牡馬が前走芝1600m戦で3着以内に好走した次走に阪神芝1600mに出走すると【7.4.1.12】、勝率29.2%、連対率45.8%、複勝率50.0%、単回収値111と高い好走率を残している。特に稍重馬場だと【4.1.0.2】、勝率57.1%、連対率・複勝率71.4%、単回収値231と時計のかかる重い馬場の時が狙い時。今のところ前日の土曜日が雨予報のため、当日稍重以上になる可能性もあり、当日の馬場次第でこの馬を本命に推したい。

◆【朝日杯フューチュリティステークス2022予想/データ攻略】“12人気2着馬”とリンクする臨戦過程 「馬券内率100%」の鉄板条件

2頭目は、父リアルスティール×母父ルーラーシップのオールパルフェをチョイスしたい。2戦目の未勝利戦を勝ち上がると、次走のデイリー杯2歳Sを逃げ切りで重賞制覇。新種牡馬のリアルスティールに初めてのJRA重賞制覇をプレゼントした。3戦全て逃げているようにテンのスピードは、父譲りの一級品でGIの舞台でも十分通用しそう。

また、2017年以降、母父がルーラーシップの牡馬は、芝1600以上の根幹距離レースだと【6.2.1.20】、勝率20.7%、連対率27.6%、複勝率31.0%、単回収値257と抜群の勝率をマーク。特に2歳戦に強く【5.1.0.11】、勝率29.4%、連対率・複勝率35.3%、単回収値410と抜群の成績。

Advertisement


さらに枠順にも傾向があり、前述の条件下において奇数馬番で出走すると【2.1.0.15】、勝率11.1%、連対率・複勝率16.7%なのに対し、偶数馬番だと【4.1.1.5】、勝率36.4%、連対率45.4%、複勝率54.5%と抜群の成績を誇っており枠順には注視したいところ。

朝日杯フューチュリティSは過去10年で逃げ馬が【0.0.1.9】と不調である点は気になるが、トニービンから優れた持久力を受け継いでいるオールパルフェなら最後までスピードを持続して最後まで粘ってくれそうなだけに、この馬を推奨馬とした。

朝日杯フューチュリティステークス2022予想コラム一覧

▼追い切り診断
◆【追い切り診断】ドルチェモアを上回る最高評価「S」 「時計は文句なし、脚捌きはド迫力」

◆【追い切り診断】無敗の重賞馬に“まさか”の辛口「B」評価 「何か順調さを欠いてのことか…」

◆【追い切り診断】上位人気馬を上回る「A」評価の太鼓判 「連勝も十分にありそうなデキ」

◆【追い切り診断】連敗中の想定“10人気”以上に高評価「A」 「攻め気配は相当のレベル」

▼データ攻略
◆【データ攻略】無敗馬を後押しする“馬券内率100%” 「白毛の名牝」にも共通するローテとは

◆【データ攻略】人気一角に「馬券内率75%」の追い風 無類の強さでGI奪取を目論む

◆【データ攻略】勝率“7割超”に該当の伏兵 「0か100か」狂気のポテンシャル

◆【データ攻略】“12人気2着馬”とリンクする臨戦過程 「馬券内率100%」の鉄板条件

▼騎手データ
◆【騎手データ】人気を下回るルメールより信頼すべき名手と、警戒すべき“穴メーカー”

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズvol.1】前日“10人気”前後の盲点 「下馬評を覆しどんでん返しを起こす」

◆【穴馬アナライズvol.2】単勝オッズ“30倍”以上の伏兵 「先週に続く1勝馬の一発を狙う」

◆【穴馬アナライズvol.3】想定“6人気”前後の刺客 「この人気なら間違いなく買いの判断」

◆【危険な人気馬】連勝中の重賞馬は“消し”評価 「勝ち馬の条件を満たしていない」

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】ダノンタッチダウンは“勝率0%”の6枠 馬券内「4年連続」の好枠に伏兵が入る

◆【前走ローテ】ドルチェモアに“鉄板”データも、2週連続「新馬組」に警戒

◆【脚質傾向】ダノンタッチダウンに“黄信号” 末脚より「先行力」が重要

◆【人気傾向】1人気は「5年連続」馬券内も、過去“馬券外”の共通点

◆【動画プレーバック/朝日杯フューチュリティステークス2021】3人気ドウデュースが外から差し切り無傷の3連勝、武豊騎手のGI完全制覇は残り1つに

文●中井達也(SPREAD編集部)

【随時更新】中京記念2024 予想コラム一覧/過去10年データ

特集

◆【特集】変則日程で2年ぶりの「小倉開催」 出走予定・枠順、予想オッズ、過去10年データ・傾向

◆【まとめ】芸能人・予想家の「中京記念2024」本命・注目馬予想一覧 函館記念“14人気3着”アウスヴァール指名の猛者現る

◆【高配当メソッド】1強ムードの年は1人気連対ならず 8勝挙げる“6人気以下”の伏兵たちが夏を盛り上げる

穴馬予想

◆【危険な人気馬】充実4歳馬を“消し” GI馬も撃沈多数、「1.0.0.14」が示すハンデの壁

過去10年傾向・データ分析

◆【全頭診断】前走馬券内の伏兵は「0.0.0.7」で“消し”も 穴妙味はローテ魅力の惨敗組

◆【枠順】今開催“複回収値500超”の好枠に穴馬 内優勢も「好走条件クリア」でむしろ評価を上げたい外枠勢は

◆【データ攻略】「3.0.0.0」該当の人気盲点 “もう買うしかない”推し材料に垂涎の眼差し

◆【データ攻略】軸不在の混戦断つ“馬券内率71%”ホース 人気一角には「0.0.0.11」の逆風

◆【前走ローテ】安田記念組に複回値「465」連対率“100%”データ 穴は小倉開催時「1.0.1.1」のGIII組