■フェイト
新馬戦以来、3カ月半ぶりとなった前走の東京スポーツ杯2歳Sは、デビュー戦の好内容から3番人気の支持を集めたが、直線で伸びきれず5着に敗退。スタート、道中、追い出しとどれもスムーズに見えたが、久々が影響したようでピリッとした脚が使えなかった。やや期待を裏切ったものの、これがこの馬本来の走りでないことは明らかで、見限るのは早すぎる。
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8月6日に新潟競馬場で行われた新馬戦の内容が秀逸で、先行集団からノーステッキで楽に抜け出し、2着に5馬身差の大楽勝。まだ未完でありながらも圧巻のパフォーマンスを見せたあたりポテンシャルは優に重賞級で、この走りがホープフルSでできれば勝ち負けは十分に可能だろう。
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中山コースは自身初となるが、一族に2020年有馬記念2着のサラキアや、同年の皐月賞で2着だったサリオスがいるだけにこなせるはず。今秋はGI2勝と、いま最も勢いに乗ってる坂井瑠星への手替りも自厩舎の馬なら問題ない。新馬勝ち後はクラシック候補と言われただけに、前走の敗戦で妙味が生まれた今回が絶好の買い時だ。
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▼騎手データ
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。