【シンザン記念/データ攻略】「1.2.0.1」を味方に重賞初Vへ GI馬を輩出した厩舎も後押し

 

【シンザン記念/データ攻略】「1.2.0.1」を味方に重賞初Vへ GI馬を輩出した厩舎も後押し

今週は中京競馬場で3歳重賞・シンザン記念(芝1600m)が行われる。かつてはジェンティルドンナ、アーモンドアイの世代三冠馬を輩出したレース。「シンザン」の名に恥じぬ稀代の名牝が誕生したことでレースが格式を帯びたように思える。はたして今年はどんな馬が出世街道へと足を踏み入れるのだろうか。

過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「プラスデータ」としてクファシルを取り上げる。

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■GI馬ドゥラエレーデと同じ池添学厩舎のホープ

前走新馬戦を逃げ切った馬。控える競馬を経験していないこと、自身初の左回りと課題は少なくないが今回は「血の力」が大きなアドバンテージとなりそうだ。

・シンザン記念でのモーリス産駒の成績【1.2.0.1】

馬券内に入った3頭はそれぞれ8人気、4人気、2人気。のちのGI馬ピクシーナイトも当舞台と好相性のモーリス産駒というバックボーンを武器に勝利を収めていた。中間の坂路では自己ベストを更新する4F52秒8に加えてラスト1F11秒7と瞬発力強化に着手。ホープフルS勝ち馬ドゥラエレーデを管理する池添学厩舎から新しいスター候補が誕生する可能性は十分だ。

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著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。