■ディヴァージオン
12月の新馬戦勝ちから、抽選を突破し重賞初挑戦に臨むディヴァージオン。中山芝2000mで行われたデビュー戦では、好スタートから先行集団に取りつき、勝負どころでジワジワと進出を開始。逃げ込みを図るマーゴットミニモを坂上で競り落とすと、鋭く追い込んできたホウオウバーナードの追撃も封じて初戦を白星で飾っている。
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まだキャリア1戦の身だが、スタートセンスがいいことに加え、中山のコーナーや急坂にもうまく対応できていたように高いコース適性も備えている。新馬戦を一度使われたことで状態の上昇が見込める今回、一発の気配は十分だろう。
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近5年の3着馬はすべてデビュー戦Vからの臨戦で、人気も7、6、5、5、7番人気と伏兵馬が激走。比較的手ごろなメンバーが揃うこの時期の重賞なだけに、1戦1勝馬でも互角以上の走りが期待できる。2勝馬や重賞好走馬に人気が集まりやすいが、経験の浅さは絶好の盲点。高配当の使者はこの馬だ。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。