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【日経新春杯/危険な人気馬】人気の古豪は“消し” 「馬券内率わずか10%の過酷条件」

 

【日経新春杯/危険な人気馬】人気の古豪は“消し” 「馬券内率わずか10%の過酷条件」

1月の名物ハンデ重賞、第70回日経新春杯(GII、芝2200m)は、ジャパンC3着以来の実戦となるヴェルトライゼンデを筆頭に、オールカマー2着のロバートソンキー、神戸新聞杯2着のヤマニンゼスト、青葉賞勝ちの実績があるプラダリア、格上挑戦となるヴェローナシチーなど、長距離自慢のクセのあるメンバーが集結し、ハンデ戦らしい激戦が予想される。

そんな中、実績最上位、トップハンデ59キロを背負うヴェルトライゼンデが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。

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■芝では重くのしかかる59キロという斤量

今年の日経新春杯は、ヴェルトライゼンデの1強ムード。重賞勝ちは鳴尾記念1勝のみだが、3歳時はクラシック三冠すべてに出走し、ダービーではコントレイルの3着に好走。前走ジャパンCでは、勝ち馬から0秒1差の3着と、あわや大金星の激走を見せた。

今回人気を集めそうなロバートソンキーヤマニンゼストなどは重賞未勝利で、これまで戦ってきた相手を考えると、かなり楽なメンバー構成で、人気が集中するのも致し方ない。しかし、59キロに設定された斤量は、決してプラス材料とはいえない。

今年から負担重量のルールが変わり、4歳以上の古馬は基本的に“1キロ増”となったのは周知のとおり。当レースでも、芝重賞1勝のハヤヤッコが58.5キロ、同じく重賞1勝のサンレイポケットアフリカンゴールドが58キロと、全体的に1キロ増えているので、ヴェルトライゼンデが59キロでも問題ない、という見方もできる。

とはいえ、59キロという未知の斤量は、競走馬にとって重くのしかかるのも事実。過去10年、芝・ダートを問わず、オープン特別以上のレースで59キロ以上を背負った馬の成績は【9.8.14.128】で、勝率5.7%、連対率10.7%、複勝率19.5%。これは、53キロ以下の軽ハンデ馬の成績と変わらない程度の数字なのだが、芝のレースに限ると【2.1.2.45】で、勝率4.0%、連対率6.0%、複勝率10.0%と、大きく数字が落ちる。

過去10年、芝のレースで59キロを背負って勝ったのは、2015年ディセンバーSのトーセンレーヴ、19年巴賞のスズカデヴィアスの2例のみ。重賞で最後に勝利したのは、2011年京都大賞典のローズキングダムまで遡り、ハンデ戦に限ると、06年七夕賞のメイショウカイドウ以来、17年近く勝利から遠ざかっている。

ちなみに、過去10年の日経新春杯で、前走から斤量増の馬は【0.2.3.12】と勝ち馬を輩出していないのに対し、斤量減の馬は【9.6.4.68】と、前走から斤量減の馬が圧倒的に有利な傾向にある。JRAの負担重量ルール改定がどこまで影響を及ぼすか不明だが、これまでの傾向を踏まえると、59キロを背負うヴェルトライゼンデには手を出しにくく、ここは思い切って「消し」でいきたい。

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文●石川豊