【日経新春杯／血統傾向】距離短縮で単回収値「999」に上昇　「このコースでは無視できない配合」

15日に中京競馬場で行われる日経新春杯（GII、芝2200m）の「血統傾向」を分析する。

2020年以降の中京芝2200mの重賞クラスで3着内に入った種牡馬データを集計した。それをもとに推奨馬2頭を紹介する。ここでは、そのうち1頭を紹介する。

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ディープインパクト系種牡馬は【5.1.1.25】勝率15.6％、複勝率21.9％、単回収値124と優秀。日経新春杯が中京開催においても、昨年は3番人気のディープインパクト産駒・ヨーホーレイクが勝利、3着にも9番人気のキズナ産駒・ヤシャマルが入った。

またステイゴールド系も【1.1.1.7】勝率10.0％、複勝率30.0％、単回収値196と好成績を挙げている。同じく中京開催だった一昨年には7番人気のオルフェーヴル産駒・ショウリュウイクゾが7番人気で優勝してみせた。

一方、サンデー系のなかでもハーツクライ系は【0.0.1.8】と勝てていない。一昨年は2番人気に支持されたヴェロックスが9着に敗れるなど苦戦していることがわかる。今年もキングオブドラゴンやプリマヴィスタといった実力馬の登録があるが、強調じづらい。

ディープインパクト系やステイゴールド系が好走できる背景には、コース形態とレース展開にある。中京芝2200mは、4コーナーの入り口からスタートするため、最初の1コーナーまでの直線距離が長く、ペースが落ち着きやすい。加えて2度の坂を上るためスタミナも必要なコース。よって瞬発力勝負に強いディープインパクト系やスタミナが豊富なステイゴールド系の血にアドバンテージがあると言えるだろう。

今回はディープインパクト系の馬に注目する。

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■プラダリア

父はディープインパクト、母は3勝馬・シャッセロール、母父は2001年のNHKマイルC、ジャパンCダートと芝、ダート両方のGIを制覇したクロフネという配合構成。初めての重賞挑戦となった青葉賞でいきなり重賞制覇し、次戦の日本ダービーでも強い同世代を相手に5着と好走しているように素質は一級品。前走の菊花賞は7着に敗れたが距離が長そうで、今回の距離短縮はプラスに働きそう。

また、2018年以降、父ディープインパクト系×母父ヴァイスリージェント系の牡馬は、中京芝2000m以上のレースに出走すると【5.4.1.14】、勝率20.8％、複勝率41.7％、単回収値999と大活躍。回収値については2021年の金鯱賞で最下位人気ながら勝利したギベオンが押し上げているが、同レースで6番人気のポタジェも3着に好走している。さらに昨年の日経新春杯でも同配合のヨーホーレイクが3番人気で勝利しているように、このコースではこの配合馬を無視できない。

▼その他、血統傾向
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