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【Bリーグ】「公約に掲げた通り勝てて嬉しい」とキャプテン河村勇輝 オールスターDAY2 

 

【Bリーグ】「公約に掲げた通り勝てて嬉しい」とキャプテン河村勇輝 オールスターDAY2 
初出場でキャプテンに指名された河村勇輝も躍動 撮影:SPREAD編集部

Bリーグのオールスター「ドットエスティ B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 IN MITO」DAY2が14日、茨城ロボッツのホームアリーナであるアダストリアみとアリーナで開催され、B.LEAGUE U18 ALL-STAR GAMEに続きオールスター本戦が行われた。

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■川崎・篠山竜青が水戸黄門に扮し神輿に担がれ入場

本戦前に勢ぞろいしたBリーグ・オールスターの面々 撮影:SPREAD編集部

オールスターはB.BLACKとB.WHITEの2チームの対戦。B.BLACKはファン投票最多17万7084票を獲得した横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝をキャプテンに、川崎ブレイブサンダースの篠山竜青、琉球ゴールデンキングスのジャック・クーリー、今村佳太などが参加。B.WHITEは宇都宮ブレックスの比江島慎をキャプテンに千葉ジェッツの富樫勇樹、三遠ネオフェニックスの金丸晃輔などが選出され出場した。

オープニングの選手入場では篠山が水戸黄門に扮し、神輿に担がれ入場。3,146人の観客が集まった会場の度肝を抜いたかと思えば、水戸黄門の衣装を脱いだ下には現在公開中の映画『スラムダンク』の主人公宮城リョータのユニフォームと、さらに会場を沸かせた。

水戸黄門に扮し登場した篠山竜青 このパフォーマンスにより3得点ながらMVPに選出された 撮影:SPREAD編集部

B.BLACK 、A東京セバスチャン・サイズの連続得点で幕を開けた試合。富樫に対し、篠山と河村ダブルチームを仕掛けたり、シーホース三河のシェーファーアヴィ幸樹の連続スリーポイントシュートなど要所要所でファンを楽しませた。試合はサイズが29得点と躍動したB.BLACKが127-123で勝利。ファンのTwitter上による投票で決定するMVPには水戸黄門に扮して観客を盛り上げた篠山が、そしてMIPには富樫勇樹が、オンファイア賞には河村勇輝がそれぞれ選ばれた。

3年ぶりに開催されたオールスター、富樫は「久し振りに無事開催できてよかった」と語り、河村は、「この2日間、リーグ戦や日本代表戦とは違った雰囲気でできて楽しかった。公約に掲げた通り勝てて嬉しく思う」と喜びを表した。

ティップオフは富樫 vs. 河村の「ユウキ対決」 富樫は「勝った!」とご満悦だった 撮影:SPREAD編集部

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■「B2の選手にも経験してほしい」

B2リーグ、長崎ヴェルカの狩俣昌也は、自身初のBリーグオールスターへの参加となった。かつてbjリーグ時代にオールスター出場経験はあるが、「演出もだいぶ違っているしパワーアップしている感じがした」と感想を述べた。「僕もはじめてプレーをしてすごくいい舞台だった。B2にもいい選手がたくさんいる。色々な選手にぜひ経験して欲しい」と感じたという。

狩俣は昨シーズン、B3リーグに参入したばかりの長崎へB1から移籍しファンを驚かせた。シーホース三河時代などかつてともにプレーした多くの選手たちと同じ舞台に立ち「楽しかった」と笑顔を見せていた。「(同じ沖縄県出身で群馬クレインサンダーズの)並里成とは同じチームで嬉しかった。裏でも色々話もでき盛り上がった」と久し振りの再会にリフレッシュもできたことだろう。

さらにバスケットLIVEのOn Fire賞で参加した、B2リーグ、アルティーリ千葉の大塚裕土は自身4度目のオールスター出場となった。2019年に富山で開催された際にはMVPも獲得している。今回も、高確率でスリーポイントシュートを決めるなどファンの期待に応えるプレーを披露していた。「落ち着いてみんなと楽しめた。シュートも入ってよかった」と振り返った。特に会場を盛り上げたのは、広島ドラゴンフライズの辻直人とのスリーポイントシュートの入れ合いだった。かつて川崎ブレイブサンダースでともに戦った元チームメート同士。「入れ合いができて非常によかった。辻が先に決めて、シュートパフォーマンスを披露していた。入ったら真似しようかな」と狙っていたという。

前述の狩俣のようにB2からの参加について大塚は、「B1の選手が選ばれるべきだと思うが、B2に在籍している僕がしっかりこのコートでシュートを決めたり盛り上げることができたというのは、B2でプレーする選手の目標にもなると思う。自分もしっかりプロして価値を見出し、ファンの方から応援をされてこの舞台に立っている。そこを目標にも頑張って欲しいと思っている」と話した。

B1昇格を目指すA千葉は現在14連勝中。「シーズン序盤は下位チームに負けるなどしたこともあったが、振り返ると特にここが悪いという部分はない。連勝を続ける大変さの中で得る強さなど手応えがある」と充実している様子。今後の戦いについては、「川崎在籍時代にも経験した、チャンピオンシップが近づくと怪我をしないことや体調面の管理など、そう言った部分の大切さをチームメートに伝えていかなければ」と語っていた。

B2 PLAYOFFSにはリーグ戦における各地区の1位、2位および3位のクラブと、各地区の上位3クラブを除いた8クラブのうち上位2クラブが参加することができる。「千葉ジェッツファンからも千葉ダービーを期待されている」といい、B1への昇格をなんとしても成し遂げたいところ。「勝ち負け以外の部分でもファンが盛り上がってくれることも大切だと感じている。昇格すればさらに厳しい戦いが待ってはいるが、勝ち続けるところを今から見据えていけばいい結果が出るだろう」とベテランらしく、次のステージを視野に挑戦を続けていた。

今回、MVPを獲得した篠山が会見で「3年ぶりのオールスター、歓声の部分も緩和されて久し振りの舞台を楽しむことができてよかった」と話したように、このオールスターからコロナ禍で制限されていた声出し応援が認められ、今後段階を踏みながらさらに緩和されていくという。リーグ戦でも少しずつ、かつての観戦風景を取り戻していくことだろう。いよいよリーグ戦も後半戦へ突入。B1、B2ともに自チームの目標に向け、熾烈な戦いが繰り広げられる。早速18日にはB1は第18節、B2は第17節が行われる。チャンピオンシップ出場、昇格などに向けますますBリーグから目が離せない。

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■著者プロフィール

木村英里(きむら・えり)
●フリーアナウンサー、バスケットボール専門のWEBマガジン『balltrip MAGAZINE』副編集長

テレビ静岡・WOWOWを経てフリーアナウンサーに。現在は、ラジオDJ、司会、ナレーション、ライターとしても活動中。WOWOWアナウンサー時代、2014年には錦織圭選手全米オープン準優勝を現地から生中継。他NBA、リーガエスパニョーラ、EURO2012、全英オープンテニス、全米オープンテニスなどを担当。