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【WRC】開幕戦デイ3 ラリー・モンテカルロはオジエ、ロバンペラでトヨタが1-2体制を堅持

 

【WRC】開幕戦デイ3 ラリー・モンテカルロはオジエ、ロバンペラでトヨタが1-2体制を堅持
文字通りマシンを飛ばし追い上げを見せる日本の勝田貴元 (C) Toyota Gazoo Racing WRT

2023年FIA世界ラリー選手権WRC)開幕戦ラリー・モンテカルロは21日、デイ3がモナコを起点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamセバスチャン・オジエが首位、カッレ・ロバンペラが総合2位の座を守った。3位には昨年、ラリー・ジャパンを制したヒョンデティエリー・ヌービルがつけている。また同じくトヨタ勢のエルフィン・エバンスは4位、日本の勝田貴元は6位に順位を上げている。

◆2023年が開幕 ラリー・モンテカルロ初日はトヨタのセバスチャン・オジエが首位

■「十分なタイム差があったのでマネージした」とオジエ

首位を堅持したセバスチャン・オジエ (C) Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

デイ3は、モナコの西北エリアに広がるフランス南部の山岳地帯で、3本のステージを各2回走行。6本のSSの合計距離は111.78kmと4日間で最長の一日となった。前日に続き天気は良く、路面は全体的にドライコンディション。しかし前日同様一部には残雪や凍結した路面もあり、インカットによって掻き出された泥で滑りやすくなっているコーナーも多かった。

デイ2で2位のロバンペラに36秒差をつけたオジエは、SS10で今大会7本目のベストタイムを記録。その後は大きなアドバンテージを活かし、大きなリスクを負わないアプローチで一日を走りきりました。対して、ロバンペラは、1.9秒差で背後に迫るヌービルとの差を拡げるべく、ハードにプッシュ。オープニングのSS9で刻んだベストタイムは、ロバンペラとコ・ドライバーのハルットゥネンにとって、キャリア通算100本目のステージ優勝となった。

その後、ロバンペラはSS11でもベストタイムを刻み、これでトヨタ勢は2023年開幕戦オープニングのSS1から11ステージ連続でベストタイムを記録。しかし続くSS12、SS13ではヌービルが連続でステージを制し、ロバンペラのアドバンテージは9.3秒に減少。それでも暗闇の中で行なわれたデイ3最終のSS14で、ロバンペラはヌービルに6.7秒差をつける圧巻のベストタイムを記録。ヌービルとのタイム差は16秒に拡がり、首位オジエとロバンペラの差は16秒となった。

デイ2でタイヤにダメージを負い大幅にタイムを失ったエバンスは、一日を通して2、3番手タイムで走行。SS10で順位をひとつ上げ、総合3位のヌービルと24.5秒差の総合4位でデイ3を走破。また、勝田はオープニングのSS9でダニ・ソルドを抜き総合6位に。その後は安定した走りを続け順位を守った。

■「自分たちのペースと順位を守る」とロバンペラ

3位ヌービルとの差を広げたロバンペラのドリフト (C) Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

最終日となる22日のデイ4は、サービスパークのすぐ北側に広がるフランス南部の山岳地帯で2本のステージを各2回走行。そのうち、有名なチュリニ峠に向け上っていくSS16/18「ラ・ボレーヌ-ベジュビー/コル・デ・チュリニ」は、デイ1のSS1と完全に同じステージながら、最終日は夜間ではなく日中の走行。また、最終ステージとなるSS18については、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4本のステージの合計距離は67.88km、リエゾンも含めた一日の総走行距離は235.72kmとなる。

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首位を堅持したオジエは「今日も良い一日でした。ステージはコーナーのインカットによるリスクがもっとも高いとわかっていましたし、自分たちの立場的に大きなリスクは取りたくありませんでした。ベストタイムを記録しても何もプラスになりませんし、既に十分なタイム差があったので、それをマネージすることに努めました。タイムを失うことを覚悟してでも、リスクを最小限に抑えようとしました。予定通り非常にクリーンなドライビングができましたし、一日を最後まで走り切ることができたので良かったです。今日はカッレがとてもいい仕事をしてくれたので、チームとして1-2フィニッシュを狙える位置にいます。それでも、明日はまだ4本のステージが残っているので、最後まで仕事をやり遂げなければなりません」と気を引き締めた。

ディフェンディング・チャンピオンのロバンペラは「とても良い一日でした。今朝はすぐに良いタイムを出すことができました。出走順が後方になったことでレーシングラインのグリップが良くなったので、少し楽に感じました。クルマのフィーリングも良く、午後のステージに向けてセッティングを変更する必要はありませんでした。午後は路面が非常に汚れていて少し苦労しましたが、暗闇の中での最終ステージはとても良い走りができました。路面が少しクリーンになっていたので、プッシュすることにしたのです。明日のステージはそれほど得意ではないですし、セブが熟知しているステージなので、彼に追いつくチャンスはないと考えています。セブはきっと速いでしょうし、タイム差をつけられるような場所もあまり多くなさそうです。ですので、自分たちのペースと順位を守ることに専念するつもりです」と2位キープの意向を示した。

提供:TGR・WRC

■ラリーモンテカルロ デイ3 総合順位

1 セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) 2h27m11.5s
2 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +16.0s
3 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +32.0s
4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +56.5s
5 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォードPuma Rally1 HYBRID) +1m37.3s
6 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +2m15.7s
7 ダニ・ソルド/カンディド・カレーラ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +3m08.8s
8 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +3m11.4s
9 ニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ (シュコダ Fabia RS Rally2) +8m06.1s
10 ヨアン・ロッセル/アルノー・デュナン (シトロエン C3 Rally2) +8m21.3s

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文●SPREAD編集部