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【根岸S/血統傾向】上がり馬が波乱の使者候補 勝利5割を誇る単回収値「356」に合致

 

【根岸S/血統傾向】上がり馬が波乱の使者候補 勝利5割を誇る単回収値「356」に合致

29日に東京競馬場で行われる根岸S(GIII、ダ1400m)の「血統傾向」を分析する。

2018年以降の根岸Sで3着内に入った種牡馬データを集計した下記の血統表をもとに推奨馬2頭を紹介する。ここでは、そのうち1頭を紹介する。

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過去5年間の種牡馬成績をみていく。東京ダート1400mのコースは直線が長く、末脚の切れ味が求められるわりに、根岸Sにおいては瞬発力が豊富なサンデーサイレンス系の成績が【0.2.1.20】、勝率0%、複勝率13.0%と大不振。毎年複数頭の出走馬を出しているものの、勝ち馬を輩出できていない。

今年も、前走武蔵野Sを制したオルフェーヴル産駒のギルデッドミラーや近4戦中3勝と勢い十分なイスラボニータ産駒のバトルクライなど4頭が出走を予定しているが、アタマまでは期待しにくい。

そんななか、米国型ノーザンダンサー系であるヴァイスリージェント系もしくはストームバード系のどちらか一方が馬券圏内に入る活躍が4年連続している。一昨年にはスタチューオブリバティ産駒(ストームバード系)のワンダーリーデルが10番人気の低評価ながら2着に激走しており、人気薄でも侮れない。

このようにヴァイスリージェント系やストームバード系が好走している要因はコース形態とレース展開にある。東京ダート1400mは、スタートからゴールまでダートであり、最初のコーナーまで約442mと十分と距離があるコース形態。加えて当レースには1200m戦からの距離延長組の参戦も多く、先行争いが厳しくなりやすいためペースが流れる傾向にある。さらに最後の長い直線には急坂があるため、バテにくい「持続力」と「パワー」に恵まれたヴァイスリージェント系やストームバード系の血が活きるレースになるのだろう。

今回はストームバード系の馬に注目する。

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■アドマイヤルプス

母系はエアグルーヴやドゥラメンテに繋がるダイナカール一族という良血馬で、父は2006年のキングズビショップS、ヴォスバーグSと米国のスプリントGIを2勝したストームバード系のヘニーヒューズ。

本馬は2度の骨折や去勢手術を含め長い休養を挟むことが多く出世は遅れたものの、5歳冬に播磨Sを制しオープン入りすると3走前のアハルテケSも勝ってオープンの壁を軽々クリア。初めての重賞挑戦となった前走の武蔵野Sでは7着に敗れたが、勝ち馬から0秒8差で、着順ほどは大きく負けてはいない。

また父ヘニーヒューズのセン馬は、左回りのダート1400m戦に出走すると【6.3.2.31】、勝率14.3%、複勝率26.2%、単回収値96。なかでも前走4角4番手以内の馬に絞ると【5.0.0.5】、勝率50.0%、単回収値356と前走である程度前のポジションを取れた馬がハイアベレージを記録している。

前走・武蔵野Sでは逃げたバスラットレオンの2番手を追走も、最後の直線では踏ん張りが利かず、マイルが長った印象。今回は4戦して3勝2着1回と得意としている1400mに距離短縮となることはプラスに働きそうで、本領発揮となれば重賞制覇の可能性もあり得えそうだ。

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文●中井達也(SPREAD編集部)