【根岸S/データ攻略】重賞未勝利も「4.0.0.0」の“鉄板”ローテ 同条件で際立つ盤石のレースぶり

 

【根岸S/データ攻略】重賞未勝利も「4.0.0.0」の“鉄板”ローテ 同条件で際立つ盤石のレースぶり

今週は東京競馬場で根岸S(ダ1400m)が行われる。過去にはモーニンやノンコノユメといった馬がこのレースとフェブラリーSで連勝を飾り、昨年の勝ち馬テイエムサウスダンは次走フェブラリーSで2着。ダート路線における出世レースと言って差し支えないだろう。

過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「プラスデータ」としてレモンポップを取り上げる。

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■当舞台では無傷の4戦4勝

1番人気に支持された武蔵野Sは2着とあと一歩で勝ち星を逃す結果に。それでも久々のマイル戦で申し分ないパフォーマンスと言えるし、以下データに該当する条件替わりは大きな後押しとなりそうだ。

・東京ダート1400mの成績【4.0.0.0】

4戦4勝の数字以上に強調したいのはそのレースぶり。4戦すべてで4角4番手以内から上がり3F最速をマークしており、盤石という言葉がふさわしい横綱相撲で勝利を収めていたのだ。

今回は約2カ月半の休み明け。当舞台の勝利において特に強さが際立った鎌倉S、ペルセウスSは休み明けのローテーションで真価を発揮しており、間隔があいたローテーションは大歓迎だ。休むことで自身の体力が100%までチャージされたのち、それをレースで全開放するタイプ。条件替わりで重賞タイトル奪取の可能性は高い。

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著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。