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【WRC】第2戦ラリー・スウェーデン デイ2はトヨタ勢大苦戦、勝田貴元がクラッシュ 首位はヒョンデのブリーン 前編

 

【WRC】第2戦ラリー・スウェーデン デイ2はトヨタ勢大苦戦、勝田貴元がクラッシュ 首位はヒョンデのブリーン 前編
今季初めてステージ・トップタイムを叩き出した勝田貴元だったが… (C) Toyota Gazoo Racing WRT

2023年FIA世界ラリー選手権WRC)第2戦ラリー・スウェーデンは10日、本格的に森林コースを舞台するデイ2が行われたが、過去本大会を得意としてきたTOYOTA GAZOO Racing World Rally TeamTGR)は、突如足をすくわれた形となった。

◆【実際の映像】ラリー・スウェーデンの雪上を疾走するWRCマシン

■今季初ステージ最速を叩き出した勝田だが…

7番手から首位浮上ヒョンデのブリーン (C) Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

前夜ウーメオーで行なわれたナイトステージで開幕したラリーは、前年の王者カッレ・ロバンペラ首位発進。エルフィン・エバンスが3位、勝田貴元も6位につけ、この日を迎えていた。

デイ2から森林地帯での本格的な戦いがスタート。ウーメオーの西側と北側で7本、合計106.76kmのステージが行なわれた。この日は朝から天気が良く、日中は爽やかな青空が広がる。気温は0度前後と、この時期のスウェーデン北部としては気温が高く、降雪もなし。よって、路面の一部は軟らかい雪に覆われ、出走順が早いドライバーにとっては不利なコンディションだった。

デイ1で首位に立ったロバンペラは、出走順一番手でステージを走行。路面が軟らかい雪で覆われた、オープニングのSS2では8番手タイムとなり総合4位に順位を下げる。しかし、続くSS3では凍結路面が多かったため、本来の速さを発揮。ベストタイムを記録し、首位との差を4.9秒に縮めた。さらに、午前中最後のSS4では今シーズン初のベストタイムを記録した勝田と0.3秒差の2番手タイムを刻み、首位との差は4.7秒に。

ウーメオーでのミッドデイサービスを経て始まった午後の再走ステージでは、深く刻まれた轍の影響が大きく、先頭走者のロバンペラは午前中以上に苦闘。結果、総合5位に順位を下げた。

■首位はヒョンデ、2位にはフォード

トヨタで王者獲得の実績を持つタナック (C) Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

午前中の3本のステージが終了した時点で総合6位とやや苦戦していたエバンスは、ミッドデイサービスでチームと共にクルマのセットアップを変更、午後はペースが向上しSS6では2番手タイムを記録。首位と26.5秒差の総合4位で終えた。

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今回、初めてチームのマニュファクチャラーズ・ポイント獲得ドライバーとして出場の勝田は、SS2で4番手タイムを、SS3で3番手タイムを刻み、総合5位に順位を上げた。そして、デイ2最長となる全長25.81kmのSS4では、今季初めてステージ・ベストタイムを叩き出し、さらなる順位浮上に期待が持たれた。しかし、午後の再走ステージ1本目のSS5でコーナリングラインが乱れ、ハイスピードでスノーバンクに当たり転倒。勝田は何とかステージを走り切ったが、フロントセクションの冷却パッケージが破損し、続くSS6の途中でクルマを停めデイリタイアとなった。

変わって首位に浮上したのは1時間57分5.5秒で走破、前日は7番手だったヒョンデ・シェル・モビスWRTのクレイグ・ブリーン(ヒョンデi20 Nラリー1)。2位には2.6秒差でフォード・プーマ・ラリー1のオィット・タナック、3位にはヒョンデのエサペッカ・ラッピが入った。

◆【順位・コメント】第2戦ラリー・スウェーデン デイ2はトヨタ勢大苦戦、勝田貴元がクラッシュ  後編

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文●SPREAD編集部