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【フェブラリーS/追い切り診断】レモンポップを上回る高評価「A」 「GI奪取へ申し分ない状態」

【フェブラリーS/追い切り診断】レモンポップを上回る高評価「A」 「GI奪取へ申し分ない状態」

■ドライスタウト

【中間調整】デビューから3連勝で全日本2歳優駿(川崎)を制し、2歳砂王の座を掴んだ素質馬。3歳シーズンの昨年は筋肉痛などで順調さを欠き、重賞参戦は5月の兵庫CS(4着)のみに留まっているが、半年の休養で立て直された復帰戦・霜月Sで1馬身3/4差の快勝を収め能力の高さを示した。年明け初戦だった前走・すばるSは道中で動きづらい場面を強いられ、脚を余してのクビ差2着。負けて強しの一戦だったと言っていい。その後、この馬にとってベスト条件と言える左回りマイル戦のGI・フェブラリーSに進むのは予定通り。チャンピオンヒルズでの短期放牧を経て、1月26日に栗東に戻っている。29日の初時計だった坂路14-14で体をほぐし、2月1日のCW併せ馬では新馬相手だったとは言え外からアオる動きを見せ、緩んだ雰囲気は皆無。8日の1週前追いには戸崎騎手が駆け付け、CWでの自己ベストと5F64秒3(一杯)の猛時計を叩き出し、併走相手を2馬身千切った。

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【最終追い切り】レース当週の最終追いにも戸崎圭太騎手が栗東へ駆け付け、坂路併せ馬に騎乗。終い重点で疲れを残さないことに主眼を置いた内容となり、準オープン馬を半馬身追い抜いての先着を果たしている。時計に派手さはないが、もともと坂路では走らない馬。気迫に関しては申し分なかった。

【見解】短期放牧を経て予定通りの調整過程を踏めている。前走である程度心肺機能など基礎部分は仕上がり済み。レース経験に乏しい馬だけに鞍上との意思疎通を深め、操縦性などの部分でブラッシュアップに努めている。相手を前に置いての我慢と、ゴーサインが出た際の迫力というメリハリは目を惹き、中間調整の成果が感じられた。古馬GIへの初挑戦にあたって、申し分のない状態。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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