■ソリストサンダー
昨年のフェブラリーSは、中団前めで流れに乗ると、直線で良く脚を伸ばして2着テイエムサウスダンから0秒1差の4着。時計が速く、前がそのまま残るような展開ではあったが、最後まで渋太く前との差を詰めていた。展開次第では2着まであったレース。
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その後はドバイのゴドルフィンマイルで4着。帰国初戦のかしわ記念で2着すると、早めの夏休みを挟み、5カ月ぶりとなった前走のマイルチャンピオンシップ南部杯は、好位からズルズルと後退して4番人気7着に敗れている。春の連戦の反動もあった印象で、これが本来の力でないことは明らか。前走は度外視していい。
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東京ダ1600mだけ抜粋すると、昨年のフェブラリーS4着、2021年の武蔵野S1着、同年のフェブラリーSは8着、20年の武蔵野S2着、そして2歳時のプラタナス賞でルヴァンスレーヴの2着。大きく崩れたのはGI初挑戦だった21年のフェブラリーS8着のみと、高いコース適性は見限れない。8歳を迎えても、なお活気は十分。4カ月半のリフレッシュを経て、得意のこの条件なら見直せる。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。