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【弥生賞/血統傾向】想定10人気前後の良血馬に期待 馬券内率“5割”超の単回収値「165」に合致

【弥生賞/血統傾向】想定10人気前後の良血馬に期待 馬券内率“5割”超の単回収値「165」に合致

5日に中山競馬場で行われる弥生賞(GII、芝2000m)の「血統傾向」を分析する。

2018年以降の弥生賞で3着内に入った種牡馬データを集計した下記の血統表をもとに推奨馬2頭を紹介する。ここでは、そのうち1頭を紹介する。

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■母系が欧州色の濃いディープインパクト系

種牡馬成績をみていくと、ディープインパクトが4勝を挙げる活躍。なかでも2019年に8番人気で制したメイショウテンゲン(母母父サドラーズウェルズ)や昨年の勝ち馬アスクビクターモア(母父レインボウクエスト)など母系にパワーやスタミナをプラスする欧州の血が配合された馬の活躍が目立っている。

一方、ノーザンダンサー系種牡馬は【0.1.1.5】と低調ぎみ。1番人気に支持されたハービンジャー産駒・ニシノデイジーは4着と掲示板を確保するのがやっとだった。今年もデクラレーションオブウォー産駒のトップナイフやサトノクラウン産駒のタスティエーラなど上位人気濃厚の馬が出走を予定しているが、今回は評価を下げたいところだ。

これらは中山芝2000mが最初のコーナーまで距離があり、2度の急坂があるタフさを求められるコースであることがポイント。ペースが落ち着きやすいため、ある程度前で競馬を出来るスピードに加え、最後の急坂をこなすパワーとスタミナを備え持ったディープインパクト系×欧州血統の配合馬が浮上してくるのだろう。

今回はリアルスティール産駒に注目する。

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■ヨリマル

父に2016年のドバイターフを制したリアルスティール、母は2001年の桜花賞を優勝するなどGI3勝のテイエムオーシャン、母父に1986年の凱旋門賞勝ちなど欧州GI4勝のダンシングブレーヴがいる血統構成。

本馬はデビュー1,2戦ともに不利があり、勝ち上がれなかったが、前走の中京で行われた未勝利戦では、外枠からマイペースに逃げると、直線に入ってもしぶとく粘ってそのまま押し切った。大バテしない粘り腰は母を彷彿とさせるものがあり、レースレベルが上がっても期待できそうだ。

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また今回が初めての中山コースになるが、この先行力と粘り腰があれば問題はないだろう。

さらに血統面でも推せるポイントがあり、父リアルスティール産駒の牡・セン馬は、急坂ありの根幹距離コースに出走すると、【6.5.6.22】、勝率15.4%、複勝率43.6%、単回収値84、複回収値119と安定感抜群の戦績をあげている。

なかでも前走が同距離かつ2着以内だと【3.1.0.3】、勝率42.9%、複勝率57.1%、単回収値165と、特に勝率と単回収率の高さが光る好成績だとわかった。未勝利を勝ち上がったばかりであまり目立たない存在だが、未勝利戦を勝ち上がってきた勢いのまま、ここも激走を果たして、クラシックの有力候補に名乗りを上げられるか要注目の1頭だ。

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文●中井達也(SPREAD編集部)


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