今週は中京競馬場で金鯱賞(芝2000m)が行われる。2017年よりGIに昇格した大阪杯の前哨戦として施行される本レース。次を見据えるうえでも注目の一戦と言えるだろう。
過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「穴馬データ」としてグランオフィシエを取り上げる。
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■持ち時計はメンバー中上位
3勝クラスを制してGIIの舞台に臨む馬。GI馬も出走するメンバー構成にあって実績不足の感は否めないが、大駆けの可能性がゼロとは言い切れない好データを発見した。
・左回りの芝2000m成績【3.2.1.2】
上記8レースにおいて掲示板外はなし。のちの重賞2勝馬ノースブリッジと接戦を繰り広げたレースも含まれており、相性の良さは折り紙つきだ。当距離での持ち時計1分57秒台はメンバー中上位にランクされるもの。伏兵の一発を狙いたいところだ。
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▼追い切り診断
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▼その他、過去10年データ傾向
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フィリーズレビュー2023予想コラム一覧
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。