第59回金鯱賞(GII、芝2000m)の枠順が10日、発表された。
重賞初制覇を狙うプログノーシスは8枠12番、昨夏の小倉記念を圧勝したマリアエレーナは2枠2番、昨年のラジオNIKKEI賞勝ち馬フェーングロッテンは7枠10番、前走・関門橋Sを制したディープモンスターは4枠4番、中京開催レースで4連勝中のヤマニンサルバムは8枠11番に入った。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
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目次
■上位人気は外枠に入る
上位人気が予想されるプログノーシスとヤマニンサルバムが入った8枠は【2.2.1.16】勝率9.5%、連対率19.0%、複勝率23.8%。昨年は、3番人気に推されたサンレイポケットが7着だったが、2017年には7番人気ロードヴァンドールが2着に、16年の4番人気ヤマカツエースは1着、13年の6番人気ラブリーデイは2着と好走している。
[金鯱賞]過去10年の枠順傾向
こちらも人気が予想されるポタジェとフェーングロッテンは7枠に入った。優勝が2回あるが12月開催だった2016年以前で、3月開催となった2017年以降では昨年の2番人気レイパパレと2019年の5番人気リスグラシューの2着とGI馬が勝ち切れていないだけに、フェーングロッテンにとっては、逆風といえる。
単勝回収値トップの「1270」を誇るのが5枠。2020年に1番人気サートゥルナーリアが優勝、21年は10番人気ギベオンが優勝、昨年は5番人気アカイイトが3着と、ここ3年連続馬券圏内に入っており「好枠」と言える。今年、同枠に入ったワンダフルタウンとルビーカサブランカの好走に期待したい。
金鯱賞2023予想コラム一覧
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▼その他、過去10年データ傾向
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フィリーズレビュー2023予想コラム一覧
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文●SPREAD編集部