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【阪神大賞典/騎手データ】ボルドグフーシュ・川田に“黄”信号か 条件合致で勝率6割超が堅軸候補

【阪神大賞典/騎手データ】ボルドグフーシュ・川田に“黄”信号か 条件合致で勝率6割超が堅軸候補

19日は阪神競馬場で天皇賞・春の前哨戦となる阪神大賞典(GII、芝3000m)が開催されます。競馬ファンお馴染みの伝統のGIIで、1974年以降は基本的に阪神芝3000mで行われてきました。

阪神内回りコースは2006年のコース改修の影響をほぼ受けていないため、今回は2000年以降のデータを基に気になる騎手データを見ていきます。

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■この舞台なら和田竜二騎手

今年の阪神大賞典に騎乗する騎手の中で、2000年以降騎乗経験があるのは11騎手。各騎手のデータは次の通りです。

[2000年以降]阪神大賞典の騎手別成績

少頭数で行われることが多いため、各騎手によってそもそもの騎乗数、そして連対率に大きな開きが見られます。今年はその姿がありませんが、岩田康誠騎手が集計期間内5勝を挙げているように特定騎手の活躍が目立つレースですね。

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今回は人気馬に跨る機会が多かった4騎手を中心に見ていきます。まず集計期間内4勝を挙げる和田竜二騎手のデータからいきましょう。

2000年のテイエムオペラオー(1人気1着)、2011年のナムラクレセント(3人気1着)、一昨年・昨年と連覇したディープボンド(2021年は3人気、22年は1人気)と人気馬をここまで着実に勝たせてきました。特徴は同一馬での連続好走で、前述のナムラクレセントは2012年のレースでも5番人気ながら3着に駆けています。

また細かいデータを見て行くと、【和田竜二騎手】×【今回距離延長】は【4.0.1.1】の勝率・連対率とも66.7%というとんでない数値が算出されました。

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そして今年の阪神大賞典で和田竜二騎手が跨るのが昨年の優勝馬で前日3番人気のディープボンド(牡6、栗東・大久保龍志厩舎)。同一馬で連続好走する傾向に加えて昨年と同じ有馬記念から「距離延長」となるローテに該当する以上『堅軸』として考えるのがベターでしょう。

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■レジェンド・武豊騎手は人気次第

続いて2003年のダイタクバートラム(1人気)から07年のアイポッパー(2人気)にかけて同一重賞騎乗機会4連勝を記録した武豊騎手のデータを見ていきます。

同騎手の注目ファクターは人気で、【武豊騎手】×【当日2番人気以内】は【4.1.2.0】の勝率57.1%、連対率71.4%、複勝率100%という凄まじい数値が確認できますね。一方、当日3番人気以下では【0.1.0.5】ですから伏兵馬や穴馬をガンガン持ってくるタイプではありません。

そんな武豊騎手が今年の阪神大賞典で跨るのが前日7番人気のゼーゲン(牡6、美浦・堀宣行厩舎)。当日2番人気以内に推される可能性はかなり低くそうで、静観が妥当でしょう。

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■川田将雅騎手の騎乗馬は過信禁物

続いて今年のJRA重賞で既に4勝を挙げ、今週はダートグレード競走3連勝と重賞ハンターぶりを遺憾なく発揮している川田将雅騎手のデータを見ていきます。今の重賞では絶対に欠かせない騎手ですが、阪神大賞典は同騎手にとって鬼門かもしれません。

2011年のモンテクリスエス(6人気3着)、18年のサトノクロニクル(4人気2着)のような好走例が見つかりますが、08年のアドマイヤフジ(2人気6着)、10年のイコピコ(2人気9着)、20年のキセキ(1人気7着)らのように人気馬で沈むケースが少なくありません。

また、2000年以降となりますが、川田将雅騎手の芝3000m以上のOPまたは重賞の成績は【2.2.5.41】で連対率はわずか8.0%。騎乗馬の質が高まった近年に目を向けても、2019年の菊花賞は1番人気ヴェロックスで3着、21年の菊花賞も1番人気レッドジェネシスで13着に敗れています。

さて、今年の阪神大賞典で同騎手が騎乗予定なのが前日1番人気のボルドグフーシュ(牡4、栗東・宮本博厩舎)。当日は単勝オッズ1倍台の人気が予想されますが、過信はできません。

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■C.ルメール騎手の取り扱いは

最後に前日2番人気のジャスティンパレス(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)に跨るC.ルメール騎手のデータを見ていきましょう。2017年のサトノダイヤモンド(1人気1着)できっちり人気に応えた一方で、21年のアリストテレス(1人気7着)では案外な結果に終わっていますね。それでも1/2で1着であれば十分かもしれません。

ジャスティンパレスは実績的にアリストテレスに近いのが気になりますが、ローテ・年齢という観点からサトノダイヤモンドと同じ「有馬記念から直行」かつ「4歳」に該当するため嫌う必要はないと判断します。

以上、阪神大賞典の気になる騎手データでした。データ注目騎手は連覇中のディープボンドに跨る和田竜二騎手です。果たして3連覇となるかその結果に注目ですね。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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