【高松宮記念/追い切り診断】GI馬を上回る「A」の高評価 「高いレベルにあり勝ち負けを意識」

 

【高松宮記念/追い切り診断】GI馬を上回る「A」の高評価 「高いレベルにあり勝ち負けを意識」

■ナムラクレア

【中間調整】昨年夏から古馬相手のスプリント路線を進み、秋のスプリンターズSでは外を回るロスがありながら5着と健闘。今季初戦のシルクロードSは2着、3着馬と僅差ではあったがこれを制しスプリント重賞3勝目とした。そこを使って中7週の高松宮記念へ進むのは既定路線。短期放牧を挟んで2月末に栗東へ戻っており、3月1日にCW単走で初時計を出している。以降坂路とCWを併用する前走同様のパターンで調整が続き、浜中俊騎手が騎乗した1週前追いでは6F79秒8、ラスト1F11秒5(一杯)と文句なしの時計をマークしている。

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【最終追い切り】レース当週は坂路単走では息を整える程度の内容をこなすのも前走同様。長谷川師を背に、混雑した馬場のなか自分の走りに集中。加速しても軸はブレず、ゴール手前でさらにギアを上げて切れた。

【見解】3歳時は坂路オンリーの調整だったが、全体的な底上げを図って今年に入ってからはCWを織り交ぜた調整に取り組んでいる。前走時はまだCW調整でモタつく面もあったが、この中間はすんなりと走れていたのは好感。最終追いの坂路時計は地味だが、肉体的に1週前まででしっかりイジメ抜かれているからこそ。折り合い、操縦性、そしてラストの素軽い切れ、それぞれ高いレベルにあった。勝ち負けを意識できる状態。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。