ニューヨーク・メッツの千賀滉大が27日(日本時間28日)、開幕前最後の実戦となる紅白戦に登板。マイナーリーグに所属する打者を相手に5回を投げ、無失点9奪三振の好投を見せた。
『SNY』など米複数メディアが伝えている。千賀は4月2日(同3日)の敵地マイアミ・マーリンズ戦でメジャーデビューを飾る予定となっており、準備は整っているようだ。
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■フォーク15球で上々の仕上がり
千賀は今キャンプ中、右手人差し指付け根に炎症が発生。日本のボールと異なり、滑りやすいMLB球を操るにあたって、無意識のうちに強く握り過ぎていたことが原因とされ、症状を悪化させないために得意のフォークを封印していた。
しかし、開幕前最後の実戦マウンドでついに解禁。バック・ショーウォルター監督によると「フォークを15球投げた」という。千賀は新たに取り組んでいたカッターやスライダーなどもコースに投げ分け、上々の投球。打者20人から9三振を奪い、最終調整を終えた。
千賀本人も納得の表情で「まったく問題ない。本番前最後の登板で制球も良く、うまくいったと思う」とし、フォークについても「よい球数を投げられた」とコメント。開幕へ向けて手ごたえを感じている様子だった。
力強い後押しもあった。ショーウォルター監督とボルチモア・オリオールズ時代に共闘した上原浩治氏が先週、同監督の要請でメッツのキャンプ地を訪問。千賀に対し、メジャーへの適応方法などアドバイスを贈ったという。
特に人差し指付け根の炎症については、上原氏がメジャーに移籍した際も早い段階で発症したそうで、「すぐに治まった。心配しなくていい」と伝え、千賀も「(上原氏の話を聞いて)心強かった」と安堵。同じフォークの使い手としてメジャーで活躍した先輩の言葉を受け、自信を持って調整を進めていた。
■現地2日マーリンズ戦でデビュー
MLB公式サイトは27日(同28日)にメッツの開幕ローテーションを掲載しており、マックス・シャーザー、デビッド・ピーターソン、ジャスティン・バーランダーに続き、千賀は4試合目の登板を予想。右手人差し指付け根の炎症で一時調整ペースを落としたことを考慮し、当初考えられていたより後ろ倒しになったと記した。
“お化けフォーク”でメジャーの強打者をきりきり舞いさせ、目の肥えたニューヨーカーの信頼を勝ち取ることができるのか。千賀のメジャー1年目の挑戦が始まろうとしている。
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文●SPREAD編集部