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【女子ゴルフ】穴井詩がプレーオフを制し4年振りの4勝目 2位にささきしょうこ ヤマハレディース最終日

 

【女子ゴルフ】穴井詩がプレーオフを制し4年振りの4勝目 2位にささきしょうこ ヤマハレディース最終日
プレーオフの末、ヤマハレディスを制した穴井詩 (C) Getty Images

女子ゴルフの国内第5戦・ヤマハレディースオープン葛城(静岡県・葛城ゴルフ倶楽部 山名コース / 6480ヤード、パー72)は2日、最終ラウンドが行われ、穴井詩ささきしょうこが通算9アンダーで並んでホールアウト。プレーオフの末、穴井詩が2019年のNEC軽井沢以来、4年振りの4勝目を飾った。

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■消耗戦となった最終日、我慢比べに勝った穴井

好天が続き、グリーンは固く乾き、5メートル強の風が難コースをさらに厳しいコンディションに変えた。まさに我慢比べの最終日となった。

前半は穴井、ささきとも1バーディ、1ボギーで折り返す。バックナインに入って上位陣がスコアを落とす中、穴井は11番パー3でティーショットをピンの根元に落とし、バーディを先行させる。

一時は8アンダー首位タイに5人が並ぶ展開。穴井は15番パー5でグリーン奥からのバンカーショットをピンに寄せ、ナイスバーディ。この時点で単独首位に立った。18番パー5もバーディとし、通算9アンダー、クラブハウスリーダーとして残り2組を待つことに。

ささきは後半、12番、13番連続ボギーとしたが、15番パー5をバーディとして1打差。18番の3打目、絶妙のアプローチでピンそばにつけてバーディ。土壇場で穴井に追いついた。

プレーオフ1ホール目はともにパー。決着は2ホール目に持ち越された。ささきは2打目を右のバンカー、穴井はグリーン手前のバンカーに入れる。ささきはエッジまで80ヤードほどのバンカーショットをピン手前2メートルにつける。穴井もピン奥2メートルにつけ返す。どちらも見事なバンカーショットだ。

いよいよグリーン上での勝負。先に打つのはささき。慎重にラインを読んで放たれたパットは惜しくも右に抜ける。穴井は決めれば優勝というパット、時間をかけてアドレスに入り、意を決したようにパターを振り抜くと、ボールは真ん中からカップイン。右手で2度3度と大きくガッツポーズを決めて喜んだ。

穴井は優勝スピーチで、「4年振りに優勝することができて本当にうれしいです。この難しい葛城で勝てたということは、今後の私のゴルフ人生においてすごく自信になります」と振り返った。

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■主な上位選手順位

上位選手の主な順位は以下の通り。

優勝 / 9アンダー / 穴井詩
2位 / 9アンダー / ささきしょうこ
3位 / 8アンダー / 山下美夢有
4位 / 7アンダー / 吉田優利
5位タイ / 6アンダー / 藤田さいき、鈴木愛、石井理緒、高橋彩華
9位 / 5アンダー / 山内日菜子
10位タイ / 4アンダー / 渡邉彩香、菅沼菜々、福田真未
13位タイ / 3アンダー / 青木瀬令奈、岩井千怜、蛭田みな美、鶴岡果恋

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文●河野道久