Advertisement

【桜花賞/追い切り診断】リバティアイランドに迫る高評価「A」 「この馬の力はフルに出せる」

【桜花賞/追い切り診断】リバティアイランドに迫る高評価「A」 「この馬の力はフルに出せる」

Advertisement

■ライトクオンタム

【中間調整】母は芝9Fの米古馬牝馬GI・ゲイムリーSの勝ち馬。父はこの世代がラストクロップとなるディープインパクトだ。昨年11月に東京芝マイルの新馬戦でデビュー勝ち。出脚の違いでハナに立ち、持ったままで逃げ切る秀逸なレース内容だった。デビュー2戦目として牡馬も相手となるシンザン記念を選択。ゲートでガチャつき出遅れてしまったが、鞍上・武豊騎手は慌てず後方から運び、直線では上がり最速の脚を繰り出し重賞Vを果たした。初戦、2戦目と異なる環境、異なるレース運びで勝利を収めたあたりはセンスの高さを感じさせる。在厩して続戦する可能性もあったようだが、賞金的に余裕ができ馬体が華奢なことからじっくり休ませ桜花賞には直行することに。山元トレセンで英気を養い、3月9日に栗東へ帰ってきた。帰厩当初は馬体のケアと課題だったゲート練習に時間を割き、16日のウッド14-14が初時計。武豊騎手が騎乗した29日のCW併せ馬では、小柄なこの馬にとって過去最高レベルの負荷を掛け、追走相手をアオっての先着を果たした。

◆【桜花賞2023予想/追い切り診断】ライトクオンタムを上回る「S」の最高評価 「完成度の高い走り」

【最終追い切り】1週前追いが実質の最終追いで、レース当週武幸調教師が跨り息を整える程度の内容となった。道中はこじんまりとして、やや捌きが硬いがいつものこと。終始リラックスして走れていた点は評価できるし、ラストは首を上手に使っていい加速ができていた。

【見解】華奢で非力なタイプ。攻めでもそこまで派手な動きを見せない馬なりに、この中間は2週前、1週前といい負荷を掛けられている。休養効果で一定程度は逞しくなってきたということか。過去2連勝時の最終追いは併せ馬、今回は単走なのがどうかだが、中間の負荷強度を考え、当週は単走で落ち着かせて走らせることに専念すればよい、という陣営なりのサジ加減だろう。割り引いて考える必要はない。現状のこの馬の力はフルに出せそうだ。

総合評価「A」

◆【桜花賞2023予想/穴馬アナライズVol.3】想定オッズ“30倍”以上の妙味 「性能の高さを前走で再確認」

▼その他、追い切り診断
◆【追い切り診断】ライトクオンタムを上回る「S」の最高評価 「完成度の高い走り」

◆【追い切り診断】前走重賞Vに不満の「B」評価 「“メイチ”はオークスということか…」

◆【追い切り診断】2歳女王“逆転”候補に伏兵を指名 「全力投球とも思える攻め」

桜花賞2023予想コラム一覧

▼騎手データ
◆【騎手データ】リバティアイランド・川田に“押さえ”評価 軸は「2着4回」の際立つ安定味

Advertisement

▼データ攻略
◆【データ攻略】人気✕実績の「3.2.2.2」は追い風 「前が壁」以外なら馬券内は確実

◆【データ攻略】スターズオンアースも該当の“6年連続馬券内” 虎視眈々と1強崩しを狙う1勝馬

◆【データ攻略】ラップが証明する“GI馬券内率100%” 前走惨敗で馬券妙味が急浮上

◆【データ攻略】“押さえ推奨”は想定2桁人気の重賞馬 「1.1.2.0」が導く波乱の予感

Advertisement

◆【WIN5予想】東西メイン“一点突破”で「5-3-2-1-1」30点 WIN3は想定オッズ“2桁”で高配当狙い

▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】前日“10人気”前後の盲点 「巻き返しのイメージしか湧かない」

◆【穴馬アナライズVol.2】単勝“8人気”前後の刺客 「2連勝の内容はフロック視禁物」

◆【穴馬アナライズVol.3】想定オッズ“30倍”以上の妙味 「性能の高さを前走で再確認」

◆【危険な人気馬】前走重賞Vの人気馬は“消し” 「昨年のナミュールも10着」の背景

▼血統傾向
◆【血統傾向】馬体増で単回収値「340」に 当たり年の産駒がクラシックを席巻

◆【血統傾向】想定オッズ“2桁”の1勝馬を抜擢 父の影響か「フルゲートで高い勝率」

▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】ライトクオンタムの1枠は勝率0% 単回収値「225」の5枠は「道悪の鬼」

◆【前走ローテ】リバティアイランドに“鉄板”条件 チューリップ賞組は「2着以下」を狙え

◆【脚質傾向】近年のトレンドは“前” 2歳女王の末脚封じに重賞Vの2騎を抜擢

◆【人気傾向】リバティアイランドに“黄信号” 昨年10着……「1人気8連敗」の黒歴史

著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします