第83回皐月賞(GI、芝2000m)の枠順が13日、発表された。
共同通信杯を制したファントムシーフは4枠7番、京成杯で2戦2勝としたソールオリエンスは1枠1番、3連勝できさらぎ賞を制したフリームファクシは3枠5番、重賞3連続2着のトップナイフは4枠8番、前走・スプリングSを制し3戦無敗のベラジオオペラが7枠15番に入った。
ここでは予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
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■1枠は多頭数の経験が重要
【3.3.1.13】勝率15.0%、連対率30.0%、複勝率35.0%の4枠に、上位人気が予想されるファントムシーフとトップナイフが入った。昨年は、馬券に絡むことができなかったが、2017年から21年まで5年連続で連対していた。
2021年は前走・共同通信杯を勝利したエフフォーリアが皐月賞を制覇。同じローテ、同じ枠で挑むファントムシーフには期待がかかる。

[皐月賞]過去10年の枠順傾向
こちらも、上位人気が予想されるソールオリエンスは、1枠は【2.0.0.17】勝率・連対率・複勝率10.5%に入った。優勝したのは、2020年の1番人気コントレイルと、14年のイスラボニータ。2頭は皐月賞前に多頭数の内枠を経験済みであり、一方、昨年1枠から4着に敗れたダノンベルーガは未経験だった。
ここまで9頭立てのレースしか経験のないソールオリエンスには試練となる。
【1.3.0.23】勝率3.7%、連対率・複勝率14.8%の7枠は、昨年5番人気で優勝のジオグリフ、2021年に8番人気2着のタイトルホルダーと、現在2年連続で連対中。過去、馬券に絡んだ4頭は4角5番手以内からの競馬で上位争いを演じており、今年、タスティエーラとベラジオオペラが好位でレースを進めれば面白い。
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皐月賞2023予想コラム一覧
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文●SPREAD編集部