FIA世界ラリー選手権(WRC)を戦うヒョンデのクレイグ・ブリーンが13日、事故死した。
◆【実際の映像】クレイグ・ブリーンのスリリングなドライビング
■クロアチア・ラリーのテスト・イベントで
4月20日から開催される第4戦クロアチア・ラリーを前にしたプレイベントテストで起きたアクシデントによるものと14日、ヒョンデが発表した。コ・ドライバーのジェームス・フルトンは無事とのこと。
今季第2戦スウェーデン・ラリーで自己最高位タイの2位に入ったばかりだった。
これにはラリー界のみならず、世界のレース界から哀悼の言葉が寄せられている。
FIAモハメド・ビン・スライエム会長は「FIAを代表して、クレイグ・ブリーンがテスト事故で亡くなったことを受け、彼の家族と友人に心からお悔やみを申し上げます。私たちの思いと祈りは、彼と共にあります。この困難な時期に、愛する人たちとラリー・コミュニティのために」と声明を発表。
昨年のラリー・ジャパンで優勝を果たしたチームメートで親友のティエリー・ヌービルも 「チームメートであり、友人だったブリーンを失った。ステアリング・ホイールを前に(ラリーを走る)君の喜びは何よりで、ラリーへの情熱は計り知れなかった。君の記憶は深く心に残るだろう。君を失って寂しいよ。友よ、安らかに」とSNSに綴ると、昨季王者のカッレ・ロバンペラも「クレイグ、安らかに眠ってください。今宵、私もあなたの家族や友人とともにいます」と投稿。
F1ドライバーのバリテリ・ボッタス、フォーミュラEのストフェル・バンドーンらも追従し、追悼の言葉を綴った。
ブリーンはアイルランド出身、33歳だった。
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文●SPREAD編集部