【皐月賞/穴ライズ】前日“10人気”前後の刺客 「タフな競馬になるほど浮上する」

 

【皐月賞/穴ライズ】前日“10人気”前後の刺客 「タフな競馬になるほど浮上する」

■ホウオウビスケッツ

新馬戦、1勝クラスのフリージア賞を連勝して臨んだ前走のスプリングSは、先行策から直線で渋太く脚を伸ばして2着。最後はベラジオオペラの決め手に屈したものの、前半35秒4-後半37秒2のタフな流れを前々で追走しており、内容としては勝ち馬よりこちらの方が優秀だった。さらに、返し馬からテンションが高く、ゲート入りを渋るシーンも。レース前の消耗もあったはずで、その中であの競馬ができたのは高く評価していい。

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デビュー2連勝はいずれも逃げ切り勝ちだったが、なかでも東京芝2000mで行われたフリージア賞の勝ちっぷりが素晴らしかった。スタートを利かせて楽にハナへ立つと、前半はゆったりとした流れで馬群を先導。中間地点を過ぎると11秒8、11秒6と徐々にピッチを上げて後続を翻弄し、ラスト3ハロンは11秒台のラップを3連発でまとめて逃走Vを決めている。勝ち時計も1分59秒3と優秀で、高い持続力と優れた脚力を見せた一戦だった。

課題と言えば前走の敗因のひとつにもなった気性面だが、この中間は落ち着きが出てきたようで、レースを使うごとに成長が見られているとのこと。また、土曜の雨の影響で馬場が渋ったり、道中が乱ペースになるなど、タフな競馬になるほど浮上する一頭。まだ馬体が緩い中で重賞2着などポテンシャルは相当で、伏兵の資格は十分と見た。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。