23日に京都競馬場で行われる第54回マイラーズC(GII、芝1600m)の過去10年データを紹介する。
2021年のNHKマイル覇者シュネルマイスター、連覇を狙うソウルラッシュ、昨年のセントライト記念を制したガイアフォース、悲願の重賞初制覇を目指すエアロロノアらが出走予定。
ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
◆【マイラーズカップ2023予想/穴馬アナライズVol.3】単勝オッズ“2桁”確定の刺客 「相手にはしっかりケアしたい」
■混戦模様も前走「GⅡ」組が最多の5勝
最多となる2勝を挙げているのが前走・中山記念組【2.0.0.2】と阪神C組【2.0.0.2】。ただ、該当するのは中山記念組のシュネルマイスターのみ。
そこで、前走・GII組【5.1.0.7】に広げてみると、前走・アメリカJCCのガイアフォースがこの条件に該当する。前走・GII組で馬券に絡んだのは、前走4着以内だっただけに、2頭とも馬券圏内の資格はある。
[マイラーズC]過去10年の前走ローテ
中山記念 【2.0.0.2】 勝率・連対率・複勝率50.0%
阪神C 【2.0.0.2】 勝率・連対率・複勝率50.0%
洛陽S 【1.2.0.4】 勝率14.3%、連対・複勝率42.9%
香港マイル 【1.0.1.2】 勝率・連対率25.0%、複勝率50.0%
金鯱賞 【1.0.0.3】 勝率・連対率・複勝率25.0%
中日新聞杯 【1.0.0.1】 勝率・連対率・複勝率50.0%
春興S 【1.0.0.1】 勝率・連対率・複勝率50.0%
白富士S 【1.0.0.0】 勝率0%、連対率・複勝率100%
東京新聞杯 【0.2.3.11】 勝率0%、連対率12.5%、複勝率31.3%
六甲S 【0.2.1.18】 勝率0%、連対率9.5%、複勝率14.3%
阪急杯 【0.2.0.2】 勝率0%、連対率・複勝率50.0%
ディセンバーS 【0.1.0.0】 勝率・連対率・複勝率100%
スワンS 【0.1.0.0】 勝率・連対率・複勝率100%
前走・六甲S組【0.2.1.18】からは最多の4頭、トリプルエース、グラティアス、ザイツィンガー、サヴァが出走予定。昨年はファルコニアが前走・六甲Sから3着に入った。過去10年を遡ると前走・六甲S組が馬券内に絡むには「2着以内」が絶対条件。条件に合致する馬は、サヴァに絞られる。
昨年覇者のソウルラッシュは前走・マイルチャンピオンSからの参戦。昨年は、勝率0%だった前走・春興S組として挑み同レースを制している。過去10年で前走・GI組【0.0.1.9】と勝利を掴んだ馬はいないだけに、ソウルラッシュをデータ上、軽視となる。
◆【マイラーズカップ2023予想/血統傾向】マイルと抜群の適性な配合 勝率“5割超”が追い風のアタマ候補
▼その他、過去10年データ傾向
◆【枠順】シュネルマイスターの6枠は“4年連続”馬券内 人気以上に好走する2枠に警戒
◆【脚質傾向】シュネルマイスターは4角位置がカギ 最多5勝の先行は“ロンスパ”必須
マイラーズカップ2023予想コラム一覧
▼騎手データ
◆【騎手データ】“連対率100%”の鉄板コンビが中心 ジャスティンスカイ・川田は対抗以下の判断
▼穴馬予想
◆【穴馬アナライズVol.1】単勝“10人気”想定の爆穴 「ここに入っても見劣らない存在」
◆【穴馬アナライズVol.2】想定オッズ“20倍”以上の盲点 「鞍上とともにハマれば怖い」
◆【穴馬アナライズVol.3】単勝オッズ“2桁”確定の刺客 「相手にはしっかりケアしたい」
◆【危険な人気馬】GI好走馬を“消し”評価 「勝ち馬が出世できていない」
▼追い切り診断
◆【追い切り診断】実績上位にまさかの辛口「B」評価 「ドンと来いの状態とは…」
◆【追い切り診断】シュネルマイスターを上回る「S」の最高評価 「叩き台にあらず」
◆【追い切り診断】ソウルラッシュに迫る高評価「A」 「今がまさに充実期と言える」
◆【追い切り診断】重賞馬を上回る評価は想定“6人気” 「併せ馬で闘志満々」
▼データ攻略
◆【データ攻略】“勝率100%”は前走惜敗の重賞馬 騎手が証言「時計がかかる京都芝」が後押し
◆【データ攻略】“想定10人気”前後に馬券内率80% 惨敗続きも「距離適性◎」で再浮上の予感
◆【データ攻略】前走惨敗の有力馬に「3.0.0.1」 乗り替わりでも“積極的に狙う価値あり”
◆【データ攻略】馬券内“パーフェクト”条件で目論む重賞初V コース適性で好走の可能性
▼血統傾向
◆【血統傾向】マイルと抜群の適性な配合 勝率“5割超”が追い風のアタマ候補
◆【血統傾向】復調気配の重賞馬に単回収値「438」 複数の好走条件が重なる今回は“狙い目”
フローラステークス2023 データコラム一覧
◆【フローラステークス2022予想/枠順・騎手データ】“5年連続”馬券内の好枠に「複勝率5割超」を誇る鞍上
◆【フローラステークス2023予想/前走ローテ】メインは重賞よりも1勝クラスの勝ち馬 昨年優勝のフェアリーS組は不在
◆【フローラステークス2023予想/人気・血統傾向】1人気を上回る馬券内率“70%”が軸候補 最多2勝を誇る父系の産駒に注目
文●SPREAD編集部