ニューヨーク・メッツの千賀滉大は、20日(日本時間21日)に敵地で行われたサンフランコ・ジャイアンツ戦に先発。5回を投げ5安打4奪三振4失点の投球でリードのまま今季3勝目の権利を得てマウンドを譲った。
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■中盤の投球が課題に
前回のオークランド・アスレチックス戦では味方の大量リードを受けながら、4回2/3を投げたところで無念の降板となった千賀。リベンジを果たすべく、この日はストレートで押す。
代名詞とも言える「お化けフォーク」を控えめに打たせて取るピッチング。4回までまったく危なげない投球でジャイアンツ打線を零封。しかし5回に突如捕まる。
先頭のブレーク・サボールにソロを浴びると1死後、ラモント・ウェイドJr.にも一発を浴び、さらに連続四球でピンチを広げる。2死後、タイムリーと自らの暴投でさらに2点を献上。5回を終え、マウンドを譲った。
千賀は、打たれたヒット5本のうち3本をこの回に集められ、また4四球のうち2つを5回に与えた。今後、長いイニングを投げる上で、前回同様中盤の投球が課題となりそうだ。
千賀は5回5安打4奪三振4四死球4失点。防御率は4.29となった。
試合はメッツの強打が爆発、7回で9-4とリードしている。
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文●SPREAD編集部