【MLB】大谷翔平の“幻の第5号”を強奪したアーロン・ジャッジも「彼は優れた才能の持ち主」と二刀流を称賛

 

【MLB】大谷翔平の“幻の第5号”を強奪したアーロン・ジャッジも「彼は優れた才能の持ち主」と二刀流を称賛
センターへの大飛球を放つもジャッジにキャッチされた大谷 (C) Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は19日(日本時間20日)、敵地でのニューヨーク・ヤンキース戦に「2番DH」で先発出場し、4打数無安打1四球だった。

第1打席で中堅フェンスを越える大飛球を放ったが、アーロン・ジャッジにホームランキャッチされた。ジャッジは6号2ランを運ぶなど攻守にわたり大活躍。試合は延長戦の末に3-2でヤンキースが勝利し、大谷 vs. ジャッジのMVP対決第2ラウンドは名門の主将に軍配があがった。

◆【実際の映像】大谷翔平、センターへの125メートル大飛球をジャッジに強奪されるシーン

■打たれたブリト「入ると思った」と覚悟

大谷は1回1死の第1打席、右腕ジョニー・ブリトのチェンジアップを捉えた。打球は中堅へ向かって一直線。2戦連発の5号アーチになると思われた瞬間、身長201センチのジャッジがフェンス際で思い切りジャンプ、手を伸ばしてもぎ取った。

打球速度111.5マイル(約179キロ)、飛距離411フィート(約125メートル)、角度33度を計測した打球は完璧に柵越えしていたが、昨季大谷とMVPを争ったジャッジに“ホームランキャッチ”された。マイク・トラウトも「あの当たりが何で本塁打にならないのか分からない」と話したほか、打たれたブリトも「本塁打になると思った」と覚悟したシーンだった。

5号アーチが幻に終わった大谷はこの試合、4打数無安打1四球。特に得点圏に走者を置いて迎えた3、4打席目はいずれも空振り三振。好機に凡退し、悔しい1日となった。

一方、「2番中堅」で先発したジャッジは好パフォーマンス連発。大谷の本塁打を強奪すると、第1打席では豪快な6号2ランをマーク。8回にはブランドン・ドゥルーリーの右中間を割りそうな打球をダイビングキャッチし、再び好捕を披露。自慢の長打力に加えて、守備力の高さも存分に発揮した。

■大谷を称賛「彼は優れた才能の持ち主」

ジャッジは、大谷の大飛球をもぎ取ったプレーについて「ジャンプのタイミングを合わせるのが難しかった。ただ必死になってボールをフィールド内に戻そうとしただけ。幸いにもグローブに触れることができて、うまくいった」と話し、捕球し切れずボールをこぼしたものの、最後は素手の右手でつかんだプレーを自賛した。

また、好敵手である大谷について改めて聞かれると「彼は素晴らしい打者だ。優れた才能の持ち主」と感心。自身については「私は単にホームランバッターになりたいわけではない。オールラウンドに活躍できるアスリートになることに集中している」とした。

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スタジアムに「MVPコール」が響き渡る今回のカード。二刀流とオールラウンダーが今季もMVPレースもリードしそうだ。

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文●SPREAD編集部