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【RIZIN.42】アーチュレッタが投げ込んだ“火種” 急浮上ラウンド問題で注目される榊原CEOの決断は…

 

【RIZIN.42】アーチュレッタが投げ込んだ“火種” 急浮上ラウンド問題で注目される榊原CEOの決断は…
フアン・アーチュレッタ(撮影:SPREAD編集部)

RIZIN.42」が6日、東京・有明アリーナで開催され、第12試合「井上直樹 vs. フアン・アーチュレッタ」は、フアン・アーチュレッタ(米国)が判定(3-0)で勝利した。

アーチュレッタは7月にRIZINバンタム級王座をかけて、復帰戦勝利を飾った朝倉海と激突する。

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■井上の奮闘を称賛「非常に早くて技術もある」

(C)RIZIN FF

判定で勝利したアーチュレッタだが、19歳でUFCデビューを飾った井上の奮闘に手こずった格好だ。序盤から井上が優位なポジションをとる時間帯が増える中、世界レベルのボディコントロールで決定打は回避。最終ラウンドでは無尽蔵のスタミナを武器にチョークや肩固めをしかけるなど、形勢逆転で白星をつかんだ。

試合後、「井上選手は非常に早くて技術もある選手。ベラトールでもトップ5に入るのは間違いない」とアーチュレッタが語った称賛は、本心からの言葉だろう。

Bellatorの看板を長く背負ってきた評判通りの経験値とタフネスで手にした勝利だが、次戦で激突する朝倉の強打は桁違い。アーチュレッタ自身も「海選手は爆発力がある」と油断は皆無だ。

■ラウンド問題で注目されるRIZINの決断

そんな中、アーチュレッタが試合後に強調したのが世界標準とも言える「5ラウンド制」での試合実施だ。3ラウンド制に不満があるわけではないとしながら、「お客さまが見たくなるような内容の25分を、井上選手との試合をあと2ラウンド見たいと思いませんでしたか?」と問いかけた。

「ぶっ飛ばす」と宣言し、強打での決着を狙う朝倉にとっては3ラウンド。「より酸欠になるような深海に引きずり込める。自分と井上選手のようなドッグファイトには海選手は生き残れないだろう」と語ったアーチュレッタにとっては5ラウンド。両者の異なるスタイルや団体のルールなど、様々な要素が絡むこの“火種”。榊原信行CEOは今後の5ラウンドでのタイトルマッチ実施を再度検討するとしたうえで、「(5ラウンドの)ラウンドバイラウンドだと点取りゲームになる。倒すか倒されるかの試合をするためにベストなのは……僕は5ラウンド賛成論者ではない」と率直に語っている。

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RIZINのタイトルマッチである以上、ドラスティックなルール変更が起きるとは考えにくい。それでも、打倒Bellatorに闘志を燃やし、今後の海外進出も視野に入れる朝倉としては、アーチュレッタや外野が口を挟めないほどの“完勝”で今タイトル獲得を実現したいという思いも見え隠れする。最高の日米決戦に向けて、世界を狙うRIZINがどんな“お膳立て”をするのか注目される。

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文●工藤愛梨(SPREAD編集部)