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【女子ゴルフ】原英莉花、2季ぶりの優勝へ! 福岡CC和白コースのグリーンは好相性 RKB×三井松島レディス

 

【女子ゴルフ】原英莉花、2季ぶりの優勝へ! 福岡CC和白コースのグリーンは好相性 RKB×三井松島レディス
原英莉花(C) Getty Images

RKB×三井松島レディスは12日、福岡県・福岡カンツリー倶楽部 和白コースで開幕する。

昨年まではほけんの窓口レディースとして開催されたが、装いをあらたに大会名が変更。その大会の注目選手として原英莉花が挙がる。

原は2021年11月のエリエールレディス以来、優勝からは遠ざかっているが、「今は調子が良い」と、その表情は明るい。今季、米ツアー予選会へ挑戦する意欲を見せるほどだ。

データを見ると、確かにショットの調子は上向きとわかる。原は飛距離でアドバンテージを得ていた選手。今季はその飛距離に精度の高さが加わっている。

なかなかパットがかみ合わないため、今季もまだ優勝はないが、同大会の昨年大会までを振り返ると、福岡CC和白コースのグリーンと相性が良いことがわかる。今季のショットの状態で、パットのタッチが合えば、2季ぶりの優勝の可能性が高まる。

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■スイング改造で今季ショット好調

今季現時点(5月7日時点)で、ドライビングディスタンスで9位とトップレベルを保ちながら、フェアウェイキープ率が38位とまずまずの順位。結果、トータルドライビングが3位となっている。

さらにその精度が高いドライバーショットを生かし、パーオン率が2位。そして、ボールストライキングは堂々1位だ。

もともと、手術を検討するほどの腰痛を抱えていた原は昨季、腰の負担を減らすためにスイングを見直した。そして、目先の結果にとらわれずにスイング改造に着手。それが今季成果を挙げはじめている。

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腰をかばってスイングのバランスを崩すことが減るだけでなく、練習量も確保しやすくなったのだろう。

原英莉花 ショットスタッツ(2019~)

■福岡CC和白コースのグリーンと好相性

過去3大会(昨年までは「ほけんの窓口レディース」)はすべて6位以内に入っている。好成績の大きなポイントとしてグリーンとの相性の良さが挙げられる。

年間の平均パット数のランキングは2019年度が86位、2020-21年度が51位、2022年度が88位だった。このようにパットが苦手な原だが、福岡CC和白コースのグリーンとの相性が良い。ほけんの窓口レディース19年大会の平均パット数は5位タイ、21年は6位タイ、22年は38位タイだった。

今季も現時点で84位と、昨季までと同じようにシーズンの平均パット数は下位だが、このコースでの原のパットは別ものとしてとらえて良い。

また原は昨季、4月の富士フィルム・スタジオアリス女子オープンから8月の北海道meijiカップまで、15戦して8戦が予選落ちだった。だが、不調の最中でもほけんの窓口レディースだけは上位進出。2日目終了時点では2位タイにつけ、優勝争いを演じた。結果は5位タイ。これも、原にとって得意のコースであることを示している。

ちなみに昨季の中盤以降、一時の不調からは脱出し、14戦連続予選通過(最終戦は予選落ち無し)してシーズンを終えたが、その期間を含めても、ほけんの窓口レディースの5位タイは昨季の最上位だった。

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■2021年11月エリエールレディス以来の優勝へ

2020-21年シーズンは国内メジャー2勝を含む計3勝を挙げ、22年はさらなる飛躍を期待されたが、腰痛やスイング改造の影響もあり、未勝利に終わった。しかし、昨季の中盤から調子は上向き。成績だけでなく本人のコメントからも、それがうかがえる。

プロ1年目のステップアップツアー初優勝は18年のラシンク・ニンジニア/RKBレディース。その会場はザ・クイーンズヒルゴルフクラブだ。そして、レギュラーツアー2勝目で国内メジャー初制覇となった日本女子オープンの会場はザ・クラシックゴルフ倶楽部。2つとも福岡県。相性が良いのはコースだけではなく‟福岡県”とするのは、評価し過ぎだろうか。

安定感あるショット。相性が良いコース。縁起が良い地域。女子プロゴルフで最も人気がある選手の一人である原から、福岡CC和白コースでの戦いでは目が離せない。

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著者プロフィール

野洲明●ゴルフ活動家

各種スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。より深くプロゴルフを楽しむためのデータを活用した記事、多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとにした論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。ラジオドラマ脚本執筆歴もあり。