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【MLB】異変・貯金4でも最下位のヤンキース、日程再編で浮き彫りとなったメジャーの地区格差

 

【MLB】異変・貯金4でも最下位のヤンキース、日程再編で浮き彫りとなったメジャーの地区格差
戦列復帰したヤンキースのアーロン・ジャッジ (C) Getty Images

ア・リーグ東地区のニューヨーク・ヤンキースは10日(日本時間11日)、西地区オークランド・アスレチックスとの試合に11-3で快勝。先日負傷者リストから復帰したアーロン・ジャッジが3安打を放つ活躍で、チームの3連勝に貢献した。

◆ハイレベル過ぎるア・リーグ東地区順位表詳細、全5チームが勝ち越し

■西海岸の球団は、移動距離も負担増

2023年 MLB全球団移動距離 色帯は日本選手所属  Baseball Savant参照の上、作成

ヤンキースは38試合を消化し、21勝17敗の貯金4。一見順調にも思えるが、なんと現在ア・リーグ東地区の最下位。首位タンパベイ・レイズが歴史的な快進撃で貯金20、若手が台頭し勢いに乗るボルチモア・オリオールズが貯金11で同地区2位と、例年以上のハイレベルな戦いが続いている。中地区首位のミネソタ・ツインズが20勝17敗であることを踏まえると、この格差は異常とも言えるだろう。

近年のア・リーグ東地区は、MLB屈指の激戦区。

昨季は最下位のボストン・レッドソックス以外が勝率5割以上、2チームがワイルドカード決定戦に進出するなど、ポストシーズン争いが苛烈を極めている。加えて、今季からレギュラーシーズンの日程が大幅に変更。全球団との対戦カードが組まれ、同地区対決が減少、インターリーグ(交流戦)の試合数が倍増した。同地区で潰し合うケースが減り、よりレベルの高い地区が勝ち星を重ねる一因となっている。

また、今回の日程変更は、各球団の移動距離にも大きな影響を及ぼしている。トップのアスレチックスが年間およそ82,925キロ、昨季より1万キロ以上も増加し、5,000キロ減少したミルウォーキー・ブルワーズの2倍以上に膨れ上がった。

ナ・リーグ中地区コロラド・ロッキーズの本拠地コロラド州・デンバーを境にすると、西側に7球団、残り22球団は全て東側と偏りがあるため、西海岸沿いのシアトル・マリナーズロサンゼルス・エンゼルスなどは、特に移動距離が長くなる。選手には負担が大きく、移籍先を考慮する際にも見逃せないポイントだろう。

MLBでは、球団数拡張や不人気球団アスレチックスのラスベガス移転などがたびたび話題になっており、将来的に現行の3地区制からのリーグ再編も考えられる。球団運営だけではなく、取り巻く環境で勢力図が書き換わる、アメリカならではの面白さにも注目してほしい。

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文●SPREAD編集部