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【ヴィクトリアM/騎手データ】ソダシ・レーン騎手は“押さえ”評価 馬券内率75%の穴メーカーに食指

【ヴィクトリアM/騎手データ】ソダシ・レーン騎手は“押さえ”評価 馬券内率75%の穴メーカーに食指

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14日は東京競馬場で古馬牝馬最強マイラー決定戦・ヴィクトリアマイル(GI、芝1600m)が開催されます。2006年創設の若いGIですが、過去の優勝馬にウオッカ、ブエナビスタ、アパパネ、アーモンドアイ、グランアレグリアら名馬がズラリと並びます。

今回は創設年となる2006年以降の過去データを基に、気になる騎手データを見ていきます。

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■吉田隼人騎手と関西馬の組み合わせは熱い

今年のヴィクトリアマイルに騎乗する騎手の中で、2006年以降騎乗経験があるのは16騎手。各騎手のデータは次の通り。

[2006年以降]ヴィクトリアマイルの騎手別成績

創設年と騎乗騎手のキャリアも相まって騎手ごとの騎乗数にバラつきが見られます。そのため過去騎乗数2鞍以下の騎手はオミットすることにしましょう。

過去騎乗数3鞍以上の騎手の中から人気と着順のバランス、連対率・複勝率を重視して見ていくと、真っ先に取り上げたいのが吉田隼人騎手です。2008年のニシノマナムスメこそ2番人気で5着でしたが、21年のランブリングアレー(10人気2着)、22年のソダシ(4人気1着)で2年連続連対中です。

注目は騎乗馬の所属で【吉田隼人騎手】×【関西馬】の組み合わせは【1.1.0.1】の連対率66.7%。今年はソダシではなく、前日13番人気のアンドヴァラナウト(牝5、栗東・池添学厩舎)とコンビを組みますが、熱いデータに該当する以上、少額は押さえた方がいいかもしれませんね。

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■穴メーカーは戸崎圭太騎手

続いて連対率22.2%、複勝率44.4%の数字を強調できる戸崎圭太騎手のデータを見ていきましょう。2015年のストレイトガール(5人気1着)、16年のストレイトガール(7人気1着)、19年のクロコスミア(11人気3着)、21年のマジックキャッスル(5人気3着)の結果からも明らかなように穴メーカーぶりを存分に発揮しています。

また、先に述べた吉田隼人騎手と同様に注目ファクターは騎乗馬の所属で【戸崎圭太騎手】×【関西馬】の組み合わせは【2.0.1.0】の勝率・連対率66.7%、複勝率100%。残念ながらこのパターンに今年は合致しないものの、来年以降のヴィクトリアマイルで使えるデータです。

さらに騎乗馬の当日の人気も注目ファクターで【戸崎圭太騎手】×【当日5~7番人気】の組み合わせは【2.0.1.1】の勝率・連対率50.0%、複勝率75.0%。そんな戸崎圭太騎手が今年のヴィクトリアマイルで騎乗予定なのが前日4番人気のソングライン(牝5、美浦・林徹厩舎)です。

過去レースで4番人気の馬に騎乗したことがないため、そこだけは未知数ですが、当日もう少し人気が落ちるようなら鉄板級の評価が必要ですね。

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■C.ルメール騎手は軸候補

さらにC.ルメール騎手のデータを見ていきます。2017年のアドマイヤリード(6人気1着)、20年のアーモンドアイ(1人気1着)、21年のグランアレグリア(1人気1着)で3勝を誇る同騎手。

強い馬に跨ってきた結果とも言えますが、勝率42.9%、連対率57.1%の数値は他の騎手とは一線を画します。なお、当日3番人気以内では【2.1.0.1】で勝率50%、連対率75%ですから、天皇賞・春と同様に人気なら素直に買いとなる騎手です。

同騎手が騎乗予定なのが、前日1番人気のスターズオンアース(牝4、美浦・高柳瑞樹厩舎)。デビューからの9戦全て3着以内の牝馬二冠馬をここで疑う必要はデータ的にほぼありません。

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■ソダシ&D.レーン騎手は

最後にD.レーン騎手のデータを見ていきます。2019年のノームコア(5人気)こそ優勝に導きましたが、同騎手は2000年以降の東京芝マイルGIで【1.0.1.8】の連対率10.0%。先週のNHKマイルCも1番人気のカルロヴェローチェで5着だったことから、できれば割り引きたい騎手です。

D.レーン騎手が屈指のGIハンターであることは競馬ファンの誰もが知るところですが、今回も押さえまでと考えるのが妥当ですね。

以上、ヴィクトリアマイルの気になる騎手データでした。データ注目騎手は戸崎圭太騎手、C.ルメール騎手の2名です。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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