LPGAツアーの「みずほアメリカン・オープン」(ニュージャージー州/リバティナショナルゴルフクラブ/6656ヤード、パー71)が、6月1日に開幕する。
ミシェル・ウィーがホストを務める新設大会で、ジュニアの招待試合も同時に開催。120名のLPGAツアー選手が、アメリカジュニアゴルフ協会(AJGA)ツアーでトップランクの女子ジュニア選手24名とともに競い合う大会となっている。
日本からは畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、勝みなみ、西村優菜が出場する予定。ニューヨーカーも憧れる難コースでどんな戦いが繰り広げられるのか。
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■日本女子のトップ2に注目
会場となるリバティナショナルGCは、ニューヨーク湾に面したシーサイドコースで、深いラフと波打つフェアウェーが特徴の難コース。風が強く吹き荒れることも多く、球を低く押さえたショットや、キックを使うといった様々なショットが要求される。またグリーン上の傾斜も大きく、グリーン周りの技術も必要となる。
これらの特徴から、コース上でのマネジメント力が試されるリバティナショナルGCでは、飛距離よりも正確なショット力が必要だ。今季のスタッツを見ると、総合力のある畑岡や、正確なショットで勝負する古江が活躍を見せてくれそうだ。
畑岡は前回出場した「コングニザント・ファウンダーズカップ」で8位タイ。フェアウェー・キープ率64.3%、パーオン率77.8%と安定感抜群のゴルフを披露した。あとは最終日までショットとパットがかみ合えば優勝も狙える。総合力の高いゴルフで今季初優勝なるか注目だ。
畑岡は、ジェニファー・カプチョ(アメリカ)、ジョージア・ホール(イギリス)とのペアリングで現地1日8時21分(日本時間21時21分)に1番からスタートする。
前週の「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」で2年連続の準優勝となった古江は、5日間のタフな日程を終えての参戦。マッチプレーの疲労も残っているだろうが、安定感のあるゴルフに変わりはないだろう。2週連続の好成績に期待したい。
古江は、グレース・キム(オーストラリア)と、前週のマッチプレーで対戦したマヤ・スターク(スウェーデン)と同組で、現地1日13時10分(同2日2時10分)に10番からスタートとなっている。
初開催の難コースで、日本女子ゴルフ界のトップを走る2人の活躍に注目したい。
■日本人選手のペアリング
なお、予選ラウンド初日の日本人選手のペアリング、スタート時間は以下の通り。
※()は日本時間
1番スタート/8:21(21:21)/畑岡奈紗、ジェニファー・カプチョ(アメリカ)、ジョージア・ホール(イギリス)
1番スタート/8:54(21:54)/勝みなみ、ライアン・オトゥール(アメリカ)、イ・ジョンウン6(韓国)
10番スタート/12:37(2日1:37)/西村優菜、カン・ヘジ(韓国)、モリヤ・ジュタヌガーン(タイ)
10番スタート/12;59(2日1:59)/笹生優花、アシュリー・ブハイ(南アフリカ)、キム・インキョン(韓国)
10番スタート/13:10(2日2:10)/古江彩佳、グレース・キム(オーストラリア)、マヤ・スターク(スウェーデン)
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文●SPREAD編集部