ボストン・レッドソックスの吉田正尚は10日(日本時間11日)、敵地で行われたニューヨーク・ヤンキース戦に「2番左翼」で先発出場。この日は3打数無安打2四球と2戦連続快音はなく打率も.305となった。
◆【実際の画像】14球ハイライト 吉田正尚に対し14球目で歩かせ、ため息をつき汗を拭うヤンキース・ペラルタ
■フルカウントからの攻防
無安打に終わった吉田だが、7回第4打席の四球に各メディアから注目が集まった。二死ランナーなしで迎えた場面、この回からマウンドに上がったワンディ・ペラルタは3球ボールが続きカウント3-0に。しかし、ここからスライダー、チェンジアップで吉田を追い込みフルカウントとなった。
ここからが吉田らしいバッティング。6球目のチェンジアップをファウルすると、その後も7球目チェンジアップ、8球目シンカー、9球目シンカー、10球目チェンジアップ、11球目チェンジアップ、12球目シンカー、13球目チェンジアップとなんと8球連続でファウルに。そして14球目に投じたスライダーがついに外角低めに外れ、四球となった。
これにはペラルタも汗を流しつつ、大きくため息。『FOX sports』も「吉田が14球の四球を稼いだ」とSNSに驚きの投稿。レッドソックス・ファンも「マサタカ・ヨシダの14球四球」とこの打席を称賛した。
この試合で吉田はア・リーグの打率4位タイへと順位を下げたものの、そのバッティング内容にはメディアもファンも刮目せずをえないといったところか。
◆【実際の画像】吉田正尚に投じた14球の配球、6球目から8連続ファイル
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文●SPREAD編集部