今週は中京競馬場でGIII・中京記念(芝1600m)が行われる。久々の中京マイル開催となる今年。酷暑のハンデ戦ゆえ穴馬の台頭にも気を配りたい一戦だ。
ここでは、中京芝1600mで施行された2012~2019年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析。「プラスデータ」としてディヴィーナを取り上げる。
◆【中京記念2023予想/データ攻略】想定6人気以下に「1.1.3.1」 “なぜ、この馬が…”と半信半疑になる穴候補
■東京での上がり3F最速馬は見逃し厳禁
単勝200倍超えの前走ヴィクトリアマイルは4着。超人気薄の上位進出ということで判断が難しい1頭だが、ここで強調したいのは前走発揮した終いの切れ味に関するデータだ。
・前走東京芝で上がり3F最速【1.2.2.0】
馬券内率は驚異の100%。13番人気2着アルマディヴァン、5番人気3着マジェスティハーツなど人気薄激走馬も該当した強力なデータと言えよう。
今週末をもって中京競馬場の夏開催は終了。使い込まれた馬場コンディションと逃げ先行馬が少なくないメンバー構成から、この馬が持つ末脚は大きなアドバンテージとなるだろう。中京芝1600mは【3.0.0.1】の得意舞台。再度の好走が期待できるシチュエーションだ。
中京記念2023 予想コラム一覧
騎手データ
◆【騎手データ】馬券内率“66.7%”の好条件 「混戦で頼りになる」注目ジョッキー2名とは
追い切り診断
◆【追い切り診断】ルージュスティリアを上回る「S」の最高評価 「前走フロック視は禁物のデキ」
◆【追い切り診断】ディヴィーナを上回る高評価「A」 「調整メニュー変更で変わり身に期待」
◆【追い切り診断】重賞・GI組を押しのけ“伏兵”が高評価 「時計、気迫ともに申し分ない」
◆【追い切り診断】GI好走馬に辛口「B」の低評価 「あと少しの切れを欠いている印象で…」
データ攻略
◆【データ攻略】“馬券内率80%”該当馬が満を持して参戦 「まだバレていない穴馬」が波乱の使者に
◆【データ攻略】想定6人気以下に「1.1.3.1」 “なぜ、この馬が…”と半信半疑になる穴候補
◆【データ攻略】好走条件発動で“無条件買い”の一手 「勝率75%」条件に合致で信頼度は爆上がり
穴馬予想
◆【穴ライズ】単勝“10人気”以下の爆穴 「前走内容は復調の兆しを感じる一戦」
◆【穴ライズ】想定オッズ“30倍”前後の盲点 「スムーズな競馬ができれば面白い」
◆【穴ライズ】前日“8人気”前後の刺客 「近2走の敗因は明確、見限るのは早計」
◆【WIN5予想】メインは単勝オッズ“2桁”想定の伏兵ずらり 「一点突破」の福島11Rは快速馬の直後にいる盲点
◆【危険な人気馬】前走GI組の一角は“消し” 「0.1.2.14」が示す凡走パターン
血統傾向
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。