【中京記念/穴ライズ】前日“8人気”前後の刺客 「近2走の敗因は明確、見限るのは早計」

 

【中京記念/穴ライズ】前日“8人気”前後の刺客 「近2走の敗因は明確、見限るのは早計」

■セルバーグ

2021年10月のデビュー戦を勝利で飾ると、以降はやや足踏みが続いたものの、昨年10月に1勝クラスを突破。そして今年1月の中京芝マイルで行われた平場の2勝クラスでは、番手から鋭く抜け出し1分32秒9の好時計で快勝すると、次走の武庫川Sで連勝をマークし、一気にオープン入りを果たしている。

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前々走の六甲Sは、2番人気に支持されながらも4着。内枠すぎて前に行けなかったことと、重馬場を気にして本来の力を出し切れず、不完全燃焼に終わってる。そして巻き返しの期待された前走・米子Sでは、4コーナーで挟まって後退と、オープン昇級後の2戦の敗因はいずれも明確。クラスの壁と判断するのは早計だろう。

条件クラスでは逃げ、先行、逃げで勝利しており、自分でレースが作れる強みと、気分良く行ければ最後まで渋太い二枚腰が魅力の馬。牡馬ながらも430キロ台と馬格があまりないタイプなだけに、近2走から2キロ減のハンデ55キロも食指が動く材料だ。今年の中京記念は徹底先行型が少なく、スローになる可能性が高いこともあり、前々からの粘り込みが期待できるこの馬は十分にケアしておきたい。

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追い切り診断

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血統傾向

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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