【MLB】大谷翔平のトレード、この6連戦で決断 「オリオールズとダイヤモンドバックスが問い合わせ」と名物記者が言及

 

【MLB】大谷翔平のトレード、この6連戦で決断 「オリオールズとダイヤモンドバックスが問い合わせ」と名物記者が言及
大谷翔平(C)Getty Images

大谷翔平ロサンゼルス・エンゼルス)のトレードについて、球団は扉を閉ざしていないようだ。

「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者が24日(日本時間25日)、自身のTwitterを更新。「エンゼルスはここ数日、大谷のトレードシナリオについて他球団とやりとりしている」と伝えた。そのほか、「ESPN」のバスター・オルニー記者は、トレードが実現するかどうかはエンゼルスのアート・モレノ・オーナーの判断次第と報じた。

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■球団はシナリオ検討

球界の敏腕記者、モロシ氏によるツイートが大きな反響を呼んでいる。同記者は大谷のトレード情報として「エンゼルスはここ数日、大谷をトレードに出す場合のシナリオについて、他球団とやりとりを続けている。エンゼルスはここ8戦で6勝2敗と勝ち越しているが、大谷トレードの可能性は残っている」と伝えた。

その後、同記者は立て続けに発信。「情報筋によれば、エンゼルス内部では売買の決定についての話し合いが続いているという。大谷を移籍させるかどうかの決定は、今度のデトロイト・タイガーストロント・ブルージェイズのシリーズが終わるまで待つようだ」とし、現地25日からの6連戦を待って決断を下すことになると報じた。

さらに具体的な球団名にも言及。「大谷のトレード可否について、ボルチモア・オリオールズアリゾナ・ダイヤモンドバックスがエンゼルスに問い合わせた。両チームとも取引を行うのに適した若い才能の基盤を持っている」と記し、大谷の交換相手にふさわしいパッケージを準備できると紹介した。

■再契約のチャンスがあるかどうか

また、オルニー記者は「ポストシーズン争いにおけるチームの順位は、大谷がトレードされるかどうかの決め手にはならない」と指摘し、ポストシーズン進出争いから脱落した場合にトレードの可能性が高まるという論調を否定。その上で、カギとなるのは大谷が今オフに取得するフリーエージェント(FA)資格にあるとした。

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同記者は「アート・モレノ・オーナーが、今季終了後にFAの権利を得る大谷と再契約を結べるチャンスがあると考えているのであれば、その可能性を高めるためにチームに残し、トレードしないだろう」というチーム関係者の話を紹介、最終的にはオーナーの判断次第とした。

結果的にオーナーがトレード実現に傾いた場合、エンゼルスと同じロサンゼルスに本拠地を置くロサンゼルス・ドジャースや、同じア・リーグ西地区に所属するテキサス・レンジャーズシアトル・マリナーズなどとの取引は可能性が低いとした。

トレードか残留か。大谷の去就は8月1日(同2日)の期限ぎりぎりまで目が離せない状況となっている。

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文●SPREAD編集部