セントルイス・カージナルスのラーズ・ヌートバーが24日(日本時間25日)、敵地でのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に「4番左翼」で先発出場。9回2死満塁の第5打席では決勝の押し出し四球を選び、チームに勝利(10-6)を呼び込んだ。この日は2打数1安打3四球で、打率は.263。持ち前の選球眼の良さを発揮した一戦となった。
◆【実際の動画】「すべての美しい女性たちはこんな風に歩く」四球を選んだヌートバーの一塁への歩き方をチーム公式が称賛
■実況も「グレートジョブ」と称える
メジャーで初めて4番に抜擢されたヌートバーだったが、打撃スタイルは変わらなかった。第1、第2打席とも四球を選び、出塁。選球眼の良さを発揮し、チャンスメークに徹した。さらに5回の第3打席では中前打を放ち、3打席連続出塁をマーク。8回の第4打席では前ヤクルトのスコット・マクガフが投じたスプリットを捉えたものの中直に倒れた。
最大の見せ場は5-6と1点を追う9回に訪れた。ポール・ゴールドシュミットの適時打で同点に追いつき、なおも2死満塁のチャンスで打席に入ったヌートバー。4番手アンドルー・チャフィンと対戦し、簡単にカウント1-2と追い込まれたが、ここから本領発揮。フルカウントまで持ち込むと、7球目の低めツーシームを冷静に見送り、四球で勝ち越し点を奪ってみせた。
この四球について、地元放送局『バリー・スポーツ・ミッドウェスト』は「四球で歩く。それがラーズ・ヌートバーのやり方。そして、この一歩は9回満塁の状況で行われ、勝利をもたらした」とツイートし、ヌートバーらしい働きぶりを称賛。実況も「グレートジョブ」と称えた。
■相手投手「三振を狙い過ぎた」と後悔
また、球団公式も「すべての美しい女性たちはこんな風に歩く」と四球のシーンを独特の表現でつづり、一塁へ歩き出す映像とともに投稿した。
試合は9回に一挙5点を挙げたカージナルスが10-6で勝利し、連敗を3で止めた。ヌートバーに致命的な四球を与えたチャフィンは「三振を狙い過ぎて四球を出してしまった。あのように崩壊するのは最悪だった」と後悔した。
今季4度目の1試合3四球を選び、出塁率も.367にアップしたヌートバー。定評ある選球眼の良さを武器に存在感を増している。
◆【実際の動画】「すべての美しい女性たちはこんな風に歩く」四球を選んだヌートバーの一塁への歩き方をチーム公式が称賛
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文●SPREAD編集