ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は2日(日本時間3日)、敵地で行われたアトランタ・ブレーブス戦に「2番DH」で先発出場。
試合には大差で敗れたものの、初回の第1打席と6回表の第3打席にライト前安打を放ち、2試合ぶりのマルチ安打をマークした。
また、MLB機構はこの日、7月の月間最優秀選手(MVP)を発表。ア・リーグからは大谷が今季2度目の選出。通算4度目は、自身が持つ日本選手最多記録を更新した。
◆【速報/実際の動画】月間MVP選出の大谷翔平、2試合ぶり“弾丸”マルチ安打で好調アピール
■投手では自身初完投・初完封
大谷は打者として23試合に出場。打率.282、9本塁打、14打点、OPS1.152をマーク。投手では2勝2敗、防御率4.97と振るわない試合もあったが、7月27日(同28日)のデトロイト・タイガース戦ダブルヘッダー第1試合では1安打完封勝利。続く第2試合では2打席連続本塁打を放つなど、印象的な活躍が光った1カ月だった。2カ月連続で月間MVPを受賞したのは、2013年以降ではメジャー全体で大谷のみ。
マイク・トラウトら主力選手が長期離脱した影響で、9敬遠と勝負を避けられる場面も目立った。キャリアでも“鬼門”の7月を乗り越え、勝負の8月に更なる活躍が期待される。
なお、ナ・リーグはシカゴ・カブスのコーディ・ベリンジャーが受賞。月間最優秀投手はタンパベイ・レイズのタイラー・グラスノーとミルウォーキー・ブルワーズのコービン・バーンズ。月間最優秀新人にはボストン・レッドソックスのトリストン・カサス、ニューヨーク・メッツのフランシスコ・アルバレスが選出。
月間最優秀救援は、ボルチモア・オリオールズのフェリックス・バティースタとブルワーズのデビン・ウィリアムスがそれぞれ受賞した。
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文●SPREAD編集部