【今週の決戦】Aクラス入りへ望みを繋げるか、楽天戦“好相性”の西武・平良海馬が月間MVP最有力の浅村栄斗と激突

 

【今週の決戦】Aクラス入りへ望みを繋げるか、楽天戦“好相性”の西武・平良海馬が月間MVP最有力の浅村栄斗と激突

28日から、楽天モバイルパーク宮城で東北楽天ゴールデンイーグルス埼玉西武ライオンズの3連戦が行われる。

楽天は借金「5」のパ・リーグ4位、西武は借金「10」の5位とどちらも低迷しているが、オールスター明けを2勝3敗の楽天に対して、西武は3勝1敗。今季の対戦成績も西武が8勝5敗1分でリードしており、今後の巻き返しに注目したい。

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■CS挑戦権をかけた両チーム

その中で、楽天の期待は浅村栄斗だ。

プロ15年目の32歳は今季、打率.275、20本塁打、53打点で、現在「本塁打」と「打点」の2冠王。特に7月は絶好調で、19試合で打率.387、9本塁打、23打点と月間MVPの最有力候補だ。ただし、古巣の西武戦に限っては、今季14試合で打率.245、1本塁打、7打点と振るわない。7月締めくくりの3連戦で爆発できるか注目だ。

一方の西武は、第1戦先発予定の平良海馬に期待したい。

先発転向した昨季の最優秀中継ぎは今季、ここまで13試合で6勝4敗、防御率2.22と好投を続けてきた。楽天とは今季初対戦となるが、昨季は13イニングを投げて被安打6、1失点で防御率0.69と最も相性が良く、浅村も7打数2安打4三振と抑えこんだ。“先輩”岸孝之との投げ合いとなる3連戦の頭で、自身の成長を大きくアピールできるか。

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両チームともに現在Bクラスだが、Aクラス入りの可能性はまだ残している。3位・福岡ソフトバンクホークスとの差(楽天5ゲーム差、西武7.5ゲーム差)が、これ以上開くことは許されない。Aクラスへの挑戦権をかけた「浅村vs.平良」の対決に注目だ。

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提供●Baseball Times